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[コマスポ]3位につけるか駒大、来季に繋がる一戦を

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[駒大スポーツ ゲキサカ版]

 第86回関東大学サッカーリーグ戦・後半戦2部第22節は24日、駒沢オリンピック公園第二球技場で駒澤大が法政大と対戦する。2位桐蔭大が勝利し、ついに駒大の昇格への道は閉ざされた。そんな中で行われた首位東洋大との一戦。選手らは特別な思いを込めて戦った。「心を打つ」(秋田監督)駒大サッカーが出来たことで得た勝ち点1。勝利さえ収められなかったものの、首位を相手に善戦した。

 現在、3位に順位をつける駒大。昇格圏である2位に食い込むことは出来なかったが、「3位で終わるか他の順位で終わるかは大きい」と、試合後にMF湯澤洋介(4年=矢板中央高)が話すように、最終節では勝利を飾り3位キープで今季を締めくくりたい。

 前節では、前半こそボールを繋ぐことが出来ずチャンスを作ることができなかったが、ハーフタイムでボールを繋ぐ意識を統一。すると後半開始直後、MF山本大貴(3年=ルーテル学院高)が同点弾を叩き込む。その後さらにリードを許すも、終了間際に山本が2点目となるゴールを決め勝ち点を分けた。好調の山本が次節もエースストライカーとして存在感を見せつけて欲しい。

 後期、最も危惧された守備。前からプレッシャーをかけるが全体が連動していない場面や、最後まで粘れない“弱さ”が露呈された。気付くと逆転、さらには大量失点を喫す試合もあった。いかにディフェンスを改善できるか、その課題は今もなお突き付けられている。
 
 次なる対戦相手、法大は前節6得点を収めている。大学界トップクラスのスピードスターと銘打つFW松本大輝(3年=大津高)は、相手を抜き去るスピードが持ち味。20節の桐蔭横浜大戦ではハットトリックを決めており、駒大ディフェンンスには安定した対応が求められる。さらに、FW深町健太(3年=東福岡高)もチームストライカーとして君臨し、その技術は確かなもの。強靭な攻撃陣を抑えることが勝利への鍵となることは間違いない。

 対する駒大は前節、山本が2得点を挙げ2度の相手のリードをなんとか追いつき勝ち点を分けた。後半に入り山本にボールが収まるようになると攻撃に勢いが増し、湯澤も持ち前のドリブル突破で寄ってくるディフェンスを切り崩した。しかし有利な展開に持ち込むには、早い時間での得点が求められる。「前半から出せればもっと楽な展開になったかなと思う」(山本)と試合を振り返り、前半での得点力を課題にあげた。好調な攻撃陣が、どこまでゴール前でのプレーをものに出来るか。迷うことなくシュートを放ち、得点を量産して欲しい。

 泣いても笑っても最終戦、4年生とプレーするのは最後になる。「4年生になんとか笑って終わらせてやろう」とチームに話したという秋田監督。いつも口にする”チームのため、仲間のため”を胸に刻む駒大イレブン。ラストマッチ、勝利をかけて戦いに挑む。

(文・駒大スポーツ  射手真矢)
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