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[コマスポ]大量得点で2連勝!見えてきた新チームの戦力

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[駒大スポーツ ゲキサカ版]

 JR東日本2013第87回関東大学サッカーリーグ2部・第2節は14日、青山学院大学緑ヶ丘グランドで駒澤大学VS青山学院大学が行われた。

 開幕戦で東海大に4-1と快勝し、幸先いいスタートを切った駒大。2連勝を飾りたい相手は開幕戦で法政大に4得点奪った青学大だ。序盤、相手がサイドから得点を狙おうと仕掛けるもチャンスを与えず駒大は攻撃の形をつくる。今季初スタメンのMF平野篤志 (2年=大宮ユース)が右サイドからドリブルで攻め立て応戦。両者ともゴールまで運べない試合展開となるが、6分青学大のMF佐藤文哉(2年=桐蔭学園高)がその流れを打ち破る。中央から抜き出て強烈なシュートを放ちゴールを脅かすも、GK大石健太(4年=磐田北高)がキャッチし難を逃れる。ここから勢いがついた駒大は9分、FKに反応したMF若山瞭太(4年=加藤学園暁秀高)がヘッドで合わせボールはゴール上へ、その後も右サイドを崩して流れを引き寄せるプレーを展開する。そして16分、ようやくチャンスが訪れる。平野からパスを受けたFW小牟田洋介(3年=前橋育英高)がニアーに走り込こみ、右足で冷静に先制点となるゴールを決めた。その後は、流れを掴めきれず、相手の猛攻にDF平尾優頼(3年=市立船橋高)とDF伊藤槙人(3年=浜名高)が高さを武器に駒大ゴール堅守。すると25分試合が動く。FW山本大貴(4年=ルーテル学院高)がドリブルで右サイドを崩すと平野がクロスを上げ、それを小牟田が頭で押し込むとこれが決まり見事な追加点を挙げ会場を沸かせた。その後も、MF小牧成宣(3年=ルーテル学院高)の持ち味である早いドリブルで相手を翻弄し流れを引き寄せ、前半は2得点無失点という最高の形で後半へ折り返す。

 後半に入ると53分、GK大石がファウルをとられ、相手は間接FKを与えてしまう。このチャンスを逃さなかった青学大は、こぼれ球をMF高山俊朗 (3年=桐蔭学園高)が右足でシュートし1点を返す。その後、セカンドボールを拾えず青学大の流れに嵌りそうな駒大は55分、主将MF碓井鉄平(4年=山梨学院高)が起点となり、小牧のドリブルで前線にボールを集中させる。そして61分、FKに反応した小牟田が高さでボールをすらすとファーで待っていた山本が押し込み3点目を獲得。ここで相手を引き離した駒大は、平野に代わり開幕戦では存在感を見せつけたMFキム・デセン(1年=東京朝鮮高)を投入し戦力拡大を図る。63分キムが独特なドリブルを展開し相手からファールを奪いセットプレーのチャンスを作る。81分、CKからのボールを捉えた若山が頭で押し込みダメ押しの4点目を獲得。更に89分、キムがドリブルで左サイドを崩し豪快なミドルシュートを放つなど集中力を保ち最後まで起爆剤として奮闘。そのまま試合は終了し、前節同様4-1の大量得点で試合を締めくくった。

 試合後、秋田浩一監督は「1点取られてガタガタというのは無くなってきた。外から崩せる選手が出てきたのでラストの正確性がでれば」と語った。今季の開幕2試合は、昨年の後半から失速する駒大を感じさせないゲーム展開を見せてくれた。また若山は「失点をしないようにミーティングを重ねてきた」と語り、選手同士の士気を高め今節勝利に繋げた。次戦は東京国際大学との1戦。ホームでの試合だ。相手も2連勝をしているだけに、気を抜かず連勝を期待したい。

[写真]2得点を挙げた小牟田と喜びを見せる部員ら

(文 駒大スポーツ藤原菜摘)    
(写真 同 射手真矢)
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