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[ケイスポ]2度追いつく粘りで今季初の勝ち点1 明大戦

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[慶應スポーツ ゲキサカ版]
[5.3 関東1部・前期リーグ第5節 慶應義塾大2-2明大 江戸陸]

 連休のさわやかな晴れ空の中、江戸川区陸上競技場で関東大学サッカー1部リーグ第5節が行われた。最下位の慶大は4位につける明大と対戦。試合は立ち上がりに失点を喫するも、2度のビハインドを追いつき2-2の引き分け。第5節にして初の勝ち点1を得た。

 試合は開始早々の5分に動く。PA内でクリアしきれず、こぼれたボールを明大の矢田に決められてしまい、慶大は今節も早々と失点を喫してしまう。しかし12分、淡野晋一(3年=横河武蔵野FCユース)が落としたボールの処理にPA内で明大選手がもたついたところを見逃さず、端山豪(2年=東京Vユース)がつま先でゴールにねじ込む。その後は端山、淡野を攻撃の中心として慶大は試合の主導権を握る。前半終了まで試合を支配していた慶大だったが、追加点を決めきれず、1-1のままハーフタイムに突入した。

 前半の流れそのままに逆転を狙いたいところであったが、またも後半立ち上がり46分にサイドを崩され失点。再び1点ビハインドの状況に。慶大は、63分に磨見朋樹(3年=横浜FCユース)に代えて山田融(2年=横浜FMユース)を投入。すると、その山田が交代直後に結果を出す。65分、武藤嘉紀(3年=F東京U-18)がドリブルで持ち込み、強烈なミドルシュートを放つ。これは惜しくもクロスバーに弾かれるが、そこに詰めていた山田がゴールに押し込み同点。試合を振り出しに戻す。逆転を狙う慶大だったが、終盤は明大の分厚い攻撃にさらされる。だがGKの福本を中心にDF陣が体を張ってゴールは割らせない。両チーム追加点を奪えず、2-2のまま試合終了。慶大は今季初となる勝ち点1を得た。

 今季では初となる2得点をあげ、また、端山、淡野といった今季初出場の選手たちの活躍もあり、収穫も得られたゲームではあった。次節は中1日で、国士館大戦。最下位脱出のためにも「チーム一つになって」(須田監督)戦い、勝利をあげたいところだ。

(取材・文 慶應スポーツ新聞会 櫻井悠平)

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