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[スポ東]2点差追い上げるもアディショナルタイムに勝ち越し許し、2回戦敗退

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[スポーツ東洋 ゲキサカ版]
[6.3 「アミノバイタル」カップ2013 第2回関東大学サッカートーナメント大会兼総理大臣杯全日本大学サッカートーナメント関東予選 東洋大2-3流経大]

 アミノバイタルカップ2回戦は、同じ1部リーグに所属する流経大との一戦となった。立て続けに失点し2点ビハインドで前半を折り返したが、62分の三田、86分の内田のゴールで一時は同点に追いつく。しかし、アディショナルタイムに一瞬の隙を突かれ失点し、2-3で敗戦。目標であった全国大会出場を逃した。

<得点者>
62分 三田尚央
86分 内田築

<出場メンバー>
▽GK
半澤直人(4年=浦和南高)
▽DF
馬渡和彰(4年=市立船橋高)
内田築(4年=市立船橋高)
藤井悠太(4年=武南高)
筑井駿(3年=前橋育英高)
▽MF
石川俊輝(4年=大宮ユース)
年森勝哉(4年=F東京U-18)
桑田直徹(4年=大宮ユース)
黒須大輔(4年=習志野高)
▽FW
三田尚央(4年=F東京U-18)
川森有真(3年=広島ユース)

 立ち上がりから流経大ペースで試合が進む。11分、ロングスローから中央でシュートを打たれたが、ボールはゴール左へ外れる。サイドチェンジや細かいパス回しにDF陣が翻弄されるも、最後の所で藤井、内田が中心となって体を張り、決定機を作らせない。20分過ぎから徐々に東洋大がボールを持つ時間も増え、23分には川森、馬渡、年森で右サイドを崩し、クロスを上げるも中央で待つ三田には合わず。30分にはカウンターから年森のスルーパスに三田が反応したが、わずかに届かない。すると41分、ゴール前でのクリアミスを拾われると、冷静にゴールに流し込まれ、失点を喫する。直後の44分、ショートコーナーから中央で合わせられ0-2。立て続けに失点し、1点ビハインドで前半を折り返した。

 全国大会出場のために、なんとしても2点差をひっくり返したい東洋大は、後半開始早々から攻めに出る。52分、馬渡からのグラウンダーのボールに、ファーサイドにいた三田が合わせるもシュートはブロックされる。続く54分、またしても馬渡からのクロスに中央で川森が合わせたが、ここも弾き返されてしまう。57分には中央でボールを受けた川森が反転しながらシュートを放つも、ボールはわずかにゴール上へ逸れる。迎えた62分、三田からのスルーパスに抜け出した黒須のシュートはGKにブロックされる。しかし、こぼれ球を再び拾った黒須が三田へつなぐと、迷わず右足を振り抜き、ゴールに突き刺した。これで1点差に迫った東洋大は、流れに乗って追加点を奪いたいところであったが、落ち着いて試合を運ぶ流経大守備陣をなかなか崩し切れない。それでも86分、セットプレーからチャンスをものにする。CKのこぼれ球から石川が放ったシュートはクリアされるが、再びつないでクロスを上げると、相手GKが味方同士で交錯した所にボールがこぼれ、最後はゴール前にいた内田が押し込み、土壇場で同点に追いつくことに成功した。わずかに残された時間で逆転するべく、88分、89分に三田が続けてシュートを放つもが、いずれも得点ならず。延長戦が脳裏をちらつき始めたアディショナルタイム、セットプレーで一瞬の隙を突かれ、勝ち越し点を決められる。ラストプレーとなったCKでは、初出場のGK半澤もゴール前まで上がったが、シュートまでは至らない。2-3のまま試合終了のホイッスルが鳴り響くと、流経大イレブンには喜びの輪が広がり、東洋大イレブンは目を赤らめて肩を落とした。

 全国大会への思いは強く、特に4年生の三田は「このメンバーで、マネージャーも一緒に全国に行きたかった」と悔し涙を流した。しかし、これで全国への夢がすべて断たれたわけではない。リーグ戦では11位に沈んでいるが、インカレ出場権が与えられる5位以内まで、まだまだ勝ち点差は詰まっている混戦状態だ。後期リーグ開幕までの約3か月間で気持ちを切り替え、東洋大らしいパスサッカーを取り戻せるかが、上位浮上のカギとなる。

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