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法政大がJ内定者会見、J1内定3選手を含む8人がJリーグへ…G大阪内定DF今野「目標は開幕スタメン」

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Jリーグに進む8選手が会見を行った(法政大学サッカー部提供)

 法政大が5日、Jクラブ内定者会見を行った。今季は関東1部で最下位と苦しいシーズンを送った法大だが、J1内定3選手を含む8選手が、Jリーグの舞台に羽ばたくことになった。

以下、選手本人の抱負と井上平監督の選手紹介

●FW久保征一郎(FC東京U-18/水戸内定)
「今の気持ちは素直に嬉しい気持ちとワクワクしている。プロの舞台でプレーするのは厳しい世界ですが、そこに立てるのは多くの人の支えがあったから。両親や姉の存在が大きかった。大学では人間性の部分を成長させてもらった。感謝の気持ちを忘れることなく、頑張った姿で夢や希望を与えられる選手になりたい」

井上監督評
「恵まれた体格もあるが、いろんな形からゴールが狙える。個人的には3年生か4年生で得点王を獲ってくれるんじゃないかなと思ったが、そこは伸ばしきれなかったなと思っている。たくさんのゴールで水戸のファンやサポーターの方を笑顔にしてほしい」

●DF今野息吹(三菱養和SCユース/G大阪内定)
「来季の具体的な目標は開幕戦のスタメン。1試合でも多く試合に出場することと、パリオリンピックに出場する明確な目標のために、1試合でも多く試合に出たい。同じポジションに黒川選手といういいお手本がいる。どんどん盗んで、個人として成長して行けるように頑張りたい」

井上監督評
「スピード感あふれる縦への突破。そこからのクロス。ドリブルを仕掛けるときは、モヨと一緒でワクワクさせてくれる。またG大阪に行った時も満員のスタジアムのサポーターを魅了して、勝利に貢献してほしいと思う」

●DFモヨマルコム強志(東福岡高/長崎内定)
「自分をサポートして下さったすべての方々のおかげだと思っている。プロサッカー選手という夢を叶えてくれた方々に感謝したい。V・ファーレン長崎という素晴らしいクラブでプロサッカー選手のキャリアをスタートできることを嬉しく思いますし、チーム、個人ともに大きくなっていけるように全力で努力するので、応援よろしくお願いします」

井上監督評
「見ての通り、素晴らしい身体能力を生かした迫力のある対人の守備と空中戦が特長。守備を見ていて、こんなワクワクする選手は初めてだった。刈り取る能力は魅力的。J1でもやれる力がある。足の速さで縦の突破をして、いいボールを供給できる。性格も明るい。長崎でもチームを明るくして、J1昇格の力になってほしい」

●MF高橋馨希(常葉大橘高/富山内定)
「今年も特別指定選手で参加させてもらい、自分のプレーや結果が応援してくれる方々の喜びや感動に繋がっていることを肌で感じることができた。富山の試合には小学生がたくさん来ており、その子たちの憧れの選手になりたいと思った。今年は大学では降格、富山では昇格を逃してうまく行かないなと思ったけど、人として大きく成長できたと思う。プロで少しでも多く結果を残していけるように頑張りたい」

井上監督評
「前目ならどこでもやれる。今年の最後の方は左SBもチャレンジしてくれた。頭のいいユーティリティな選手だったんだと、4年の最後に思いました。彼の特長は豊富な運動量と左足のキック力。すでにJ3でも出ていて初ゴールも決めている。富山のJ2昇格に導いてくれることを期待しています」

●MF渡邉綾平(前橋育英高/鳥栖内定)
「小さいころからの憧れだったプロサッカー選手になれたのは、間違いなく自分だけの力じゃない。いつも近くで支えてくれた両親や、いつもおいしいものを作ってくれたおばあちゃんのおかげだと思っています。プロの舞台で自分を表現しないと生き残っていけない。自分のプレーもそうですし、人間的な部分も全部出していければと思います」

井上監督評
「豊富な運動量と高い足元の技術がある。今年の攻撃は彼から始まり、守備も彼の声から始まった。中心で頑張ってもらった選手。セットプレーなんかでもいいボールを供給してくれた。性格も明るくて前向き。活躍してほしいなと思っています」

●MF細谷航平(広島ユース/広島内定)
「自分自身、高校3年間過ごした広島でプロ生活を始められることを光栄に思います。練習参加したときに感じた高いレベルで毎日練習出来れば、もっと成長して中心選手になれると考えています。広島はユース出身の選手がたくさん活躍している。その選手たちのように活躍していきたい」

井上監督評
「彼は運ぶドリブルやビルドアップ能力が高い。体の強さを生かした守備が強い。もっと実力があるはず。僕が伸ばしきれなかったなというのはある。これからが楽しみな選手。広島で悔しさを晴らしてほしい」

●MF吉尾虹樹(横浜FMユース/岡山内定)
「今季はチームとしてうまく行かなかったけど、個人を評価してくれたファジアーノ岡山の強化部の皆さんには感謝しています。自分が出来ることはチームに貢献すること。いち早く満員のスタジアムのピッチに立って、皆さんの期待に応えられるように頑張りたい」

井上監督評
「ボランチと前目のポジションが出来る。攻撃のセンスがあふれている。ラストパス、スルーパスのアイディアが豊富。意外性がある。おそらくこれからの方が彼の技術は生きると思う。目に見える結果で岡山をJ1に上げてほしい」

●GK中川真(徳島市立高/福島内定)
「プロサッカー選手になれたのは、苦しい特に支えてくれた両親や家族のおかげ。また高校の恩師や法政大学のスタッフ、僕のサッカー人生に関わってくれた人々のおかげだと思っています。いち早く福島ユナイテッドFCの試合に出て、J3優勝、J2昇格に向けて、ゴールに鍵をかけ続けたいと思います」

井上監督評
「彼の特長はセービング、シュートストップ。今年はやられたなというシーンも多かったが、彼が救ってくれることが多かった。ベンチや応援席からでもチームのために声を出してくれる。そのスタイルで福島の勝利に貢献してほしい」
●第97回関東大学リーグ特集
ゲキサカ編集部
Text by ゲキサカ編集部

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