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昨年11月に横浜FMでACLに出場したDF舩木大輔は桐蔭横浜大進学「一番はマリノスに」

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 ハイレベルな選手が集まった今年度の桐蔭横浜大新入生の中でも、目を引く実績を持つ。DF舩木大輔(横浜FMユース)は、昨年11月に行われたAFCチャンピオンズリーグ(ACL)のカヤ・イロイロ(フィリピン)戦に途中出場して、横浜F・マリノスでトップチームデビューを飾っている選手だ。

 目標としていた高卒プロ、トップチーム契約を勝ち取ることは出来なかったが、大学で力をつけて“プロの舞台に戻る”イメージを膨らませている。

 舩木はスピードに自信を持つサイドバック。主戦場は右サイドだが、両サイドをこなすことはもちろん、昨季はCBとしても出場してプレーの幅を広げた。

 ギリギリまでトップ昇格の可能性を探ったが、夏には昇格が難しいことを告げられていたという。「でもそのあともトップの練習には呼ばれていて、結果、ACLにも出ることが出来た」。予定していたキャンプの参加は怪我のために辞退となったが、今後も声がかかれば積極的に参加していくつもりでいる。

「いろいろ強化部とも話をしてこの大学を選びました。大学リーグでユースの先輩が活躍している?めちゃめちゃ刺激になります。トップの練習に参加した時も諏訪間(幸成=筑波大)選手と一緒にやったし、いろいろ話をしたけど、自分も早い段階からプロの練習に参加したい。4年間あると言っても、2年で決めないとというくらいの覚悟を持ってやりたいと思っています」

 そのためにも1年目から遠慮することなくレギュラーを掴みに行くつもりだ。12月に後十字靭帯を痛めた影響がまだ残るために開幕には間に合わないが、4月末以降のデビューを目途に調整を進めている。

 高校1年生になったばかりのころに、2歳年上のU-18日本代表候補に選出された逸材でもある。「一番はマリノスに戻ること」と“マリノス愛”を繰り返すタレントが、大学1年目から勝負をかける。

(取材・文 児玉幸洋)

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児玉幸洋
Text by 児玉幸洋

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