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横浜FMユース右SB舩木大輔がCBで特長発揮。完封し、インターセプトから攻撃参加も

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横浜F・マリノスユースCB舩木大輔(3年=横浜F・マリノスジュニアユース出身)がインターセプトから攻撃参加

[7.1 高円宮杯プレミアリーグEAST第10節 横浜FMユース 0-0 尚志高 保土ケ谷]

「元々ジュニアユースの時にCBをやっていたので、自分の良さを出せるのはSBの方がスピードだったり良さを出せるんですけれども、CBでもインターセプトだったり、初速の速さは出せたかなと思います」

 横浜F・マリノスユースDF舩木大輔(3年=横浜F・マリノスジュニアユース出身)は1年時のプレミアリーグ開幕戦で先発デビューし、1か月後にU-18日本代表候補へ“飛び級”選出された注目右SB。攻撃参加、スピードに加えて「最終ライン全部できるところも強み」というDFはこの日、出場停止のU-19日本代表CB畑野優真主将(3年)に代わってCBで先発し、無失点で90分間を終えた。

 CB埜口怜乃(2年)ら周囲の選手と連動しながら、ほぼ危なげのない守り。狙いすましたインターセプト、的確なカバーリングも光った。年代別日本代表選手を複数擁する尚志高を完封。「結構蹴ってくる相手だったので、カバーリングをしつつもインターセプトすることも狙って、結構アラートにプレーできたかなと思います。相手の前の選手は結構能力高いと聞いていたので良い守備ができたかなと思います」と振り返る。

 また、前半37分にはインターセプトから一気に右サイドをオーバーラップ。上げ切ったクロスは惜しくも味方に合わなかったものの、右SBで見せるプレー同様の動きをCBでも表現した。

「ああいう風にCBでも攻撃参加できるのは強みなので、出せたのかなと思います」と微笑。ただし、無得点で引き分けたこともあり、本人はロングキックなど大胆なプレーができなかったことや質の部分、リーダーシップの部分を反省することも忘れなかった。

 昨年はプレミアリーグ20試合に出場し、今年も全試合に先発出場。開幕戦を除く9試合でフル出場を果たしている。強豪・横浜FMユースにとって、欠かせない存在だ。だが、チームメートの畑野や左SB池田春汰(3年)がU-19日本代表に選出されている一方、舩木は代表チームから1年以上遠ざかっている。

 代表チームへ復帰する力、次のステージで1年目から出場機会を掴む力を身に着けることが個人としての目標だ。個人昇格を果たすためにはチームの結果も必要。次節のプレミアリーグで白星を加え、日本クラブユース選手権(U-18)大会で昨年の準V超えにチャレンジする。
 
(取材・文 吉田太郎)
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