beacon

[スポ東]黒須が3戦3発、東洋大は今季初の連勝飾る

このエントリーをはてなブックマークに追加

[スポーツ東洋 ゲキサカ版]
[4.23 第85回関東大学リーグ戦・2部リーグ第3節 東洋大3-0平成国際大]

 前節の日本大戦で4-0と大勝し、連勝を狙う東洋大は、連敗スタートの平成国際大と対戦した。31分に黒須が均衡を破ると、その5分後には馬渡のダイレクトボレーで追加点。後半にも途中出場の川森が自ら獲得したPKを決めて3点目。守っても決定的なシーンをほとんど作らせず無失点で3-0の完封勝利。今季初の連勝とし、暫定2位に浮上した。
 
東洋大3-0(2-0)平国大

<出場メンバー>
▽GK
松下理貴(4年=柏U-18)
▽DF
市川恵多(4年=前橋商業高)
松本怜大(4年=札幌U-18)
石川俊輝(3年=大宮ユース)
馬渡和彰(3年=市立船橋)
藤井悠太(3年=武南)
▽MF
黒須大輔(3年=習志野高)
86分→川森有真(2年=広島ユース)
年森勝哉(3年=F東京U-18)
67分→平石直人(2年=帝京)
桑田直徹(3年=大宮ユース)
▽FW
澤井浩亮(4年=浦和東高)
55分→野崎桂太(4年=大宮ユース)
三田尚央(3年=F東京U-18)
 
 序盤はこう着状態が続いた。ピッチ中央でのプレーが多く、両者共にボールを前に運べず決定的なシーンを作れない。しかし、中盤から徐々に東洋大がポゼッションを高めていくと迎えた前半32分、桑田のスルーパスに反応した黒須がきっちり決めた。黒須の今季3点目で先制に成功した。攻撃のリズムが出てきた東洋大は立て続けにシュートシーンを作る。澤井と三田が繋いでフィニッシュは年森。これは防がれてしまうが36分、石川の自陣近くからのロングボールに反応した馬渡がダイレクトで豪快に叩き込みリードを2点に広げる。平国大も時折シュートまで持ち込むものの脅威にはならず、2-0のまま折り返す。

 後半も東洋大はボールを支配し続け、何度も好機を迎える。62分には左サイドを駆け上がった三田からのクロスを澤井が押し込むが、ここはオフサイドの判定で惜しくも追加点とはならない。次の1点が勝負を分けそうな時間帯で、澤井に代えてスピードのあるFW川森を投入。85分、PA内で隙を見せた相手DFのボールを奪取しようと走ってきた川森がファウルを誘い、PKを獲得する。これを川森自らが左隅に沈め、自身の大学初ゴールとなる決定的な3点目を奪う。その後は全員で守り、平国大にチャンスらしいチャンスを作らせず3-0のまま試合終了。攻守がかみ合い、今季初の連勝を飾った。

 パスを綺麗に繋ぐという開幕戦と前節の相手DFの脅威となる背後へのロングボールを使う戦術の長所の両方を存分に発揮した今節。順位も暫定ながら2位に浮上。これをシーズン通して実行できれば、一部昇格も夢ではない。次節の対戦相手は法政大。東洋大と並びリーグトップタイの得点数、リーグ2位のシュート数を誇る強力な攻撃陣を有する強豪だが、ディフェンス面に関しては3戦6失点と付け入る隙は十分にある。東洋大は攻撃陣・守備陣共に好調。相手に臆することなく如何に自分たちのサッカーができるかがカギになる。

[写真]ミドルシュートを決めた馬渡

(文 スポーツ東洋 小松央)
(写真 同 平柳麻衣)

[次節試合予定]
第3節・4月29日法大戦(13:50@法政大グラウンド)

PR: スポーツ東洋HP(http://supoto.blog41.fc2.com/)ではサッカー部のみならず、多くの部会の最新情報が満載です。是非一度アクセスしてみてください。

TOP