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[コマスポ]念願の勝ち点3へ、詰めを意識

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[駒大スポーツ ゲキサカ版]

第86回関東大学サッカーリーグ戦・2部第4節は28日、平塚競技場で駒澤大が日本大と対戦する。試合終了間際での失点で、勝ち点3を惜しくも逃した第三節。多くの課題を残し迎える第四節は集中力が鍵を握る。

 今度こそ白星が欲しい駒大は前節、2勝無敗で首位の桐蔭横浜大と対戦した。立ち上がりから桐蔭大にペースを握られ、シュート数は桐蔭大の半分に抑え込まれた。迎える39分、献上したPKを落ち着いて決められ一点リードを許す展開に。しかし気持ちを切り替え迎えた後半、MF碓井鉄平(3年=山梨学院大附高)のFKにDF平尾優頼(2年=市立船橋高)が合わせ同点に追いつく。69分にはMF湯澤洋介(4年=矢板中央高)が得意のドリブルで桐蔭大ゴールへ果敢に攻め込み逆転弾を挙げる。そんな喜びもつかの間、「本当にあと少し。もう少しのところで詰めが甘い」(平尾)と語る言葉の示す通りに、勝利目前で失点を許し、試合が終了した。

 次に対戦するのは『関東1部昇格』を目指し戦いに挑む日本大。開幕から未だ勝ち点を掴めておらず本調子ではないが、だからこそその爆発力には注意が必要だ。パス、コントロール、シュート全てにおいて精通している三浦雄介(3年=前橋育英高)がチームの核となり抜群の存在感を発揮する。更に高い身体能力や強靭なフィジカルを持ち合わせる山内史進(4年=藤枝明誠高)もゴール量産ストライカーとして初得点を目指し駒大ゴールに襲い掛かる。

 対する駒大は、開幕戦から2ゴールを挙げる活躍を見せたMF中村駿(1年=習志野高)や、前節ようやくデビューを果たしたFW菊池将太(1年=浦和東高)、長身を武器に安定した守備でゴール前に立ちはだかるDF嶋谷昇大(1年=神戸広陵高)ら一年生トリオに注目が集まっている。前節では得点に直接絡むことはなかったものの、少なからず駒大の掲げる無敗優勝へ導く立役者の一員だ。近々得点へのキーパーソンとして台頭する日も遠くはなく、彼らの今節での活躍も大いに期待したい。守備面においては、平尾も今季初出場となった前節を機に更に調子を上げた。高さを生かしたプレーに注目がかかる。

前節では昨季から悩まされ続けた詰めの甘さを再確認させられ、駒大の悪い癖をまさに露呈させられた試合となった。「今日みたいに勝てる試合を引き分けにしていたら勝ち点を取れないので勝ち取れるようにしたい」(湯澤)と勝ち点3に懸ける思いは強く、「必死にやればチームも上を向く。まだ負けてないので、上を向けばチャンスが来る」と秋田浩一監督が話すように駒大のサッカースタイルを追求し、実践することを常に意識することが勝利の鍵であることは間違いない。課題を再認識することで今節はしっかり勝ち点を手にし、首位奪還に向けて前進する。

(文・駒大スポーツ  射手真矢)
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