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[ケイスポ]終了間際にドラマ!起死回生の同点ゴールで勝ち点1を奪取:日体大戦

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[慶應スポーツ ゲキサカ版]
[5.3 関東大学1部・前期リーグ 第5節 慶應義塾大2-2日体大 麻溝]

 国士大に完封負けを喫した前節から中4日で迎えた日体大戦。降りしきる雨の中で行われた試合は、1点ビハインドで迎えた後半終了間際、MF森田達見(4年=川崎F U-18)が起死回生の同点ゴールを決め、何とか勝ち点1を奪取した。

 前半、慶大は藤田息吹(4年=藤枝東高)が初出場の平戸奨眞(2年=暁星高)とのワンツーで抜け出しチャンスを迎えるなど、落ち着いた立ち上がりを迎えたかに見えた。だが9分、思わぬ形で失点してしまう。相手のくさびのボールに対して反応した松岡淳副将(4年=慶應湘南藤沢高)がまさかの転倒。こぼれたボールを裏のスペースに繋がれると、そのまま持ち込まれて、先制点を献上する。出鼻をくじかれた慶大だが、その後も慌てることなく冷静に攻撃を組み立てていく。すると38分、相手のバックパスをカットした近藤貫太(1年=愛媛FCユース)が相手GKと1対1の場面を迎えるが、ここはGKの好セーブで得点ならず。0-1とリードを許したまま前半を終える。

 迎えた後半5分、慶大が同点に追い付く。相手CKからのカウンター、右サイドを抜け出した松下純土(3年=國學院久我山高)がクロスをあげる。1度は跳ね返されるも、ボールは再び松下のもとへ。今度は角度のない所から直接ゴールに突き刺した。このゴールで同点に追い付いた慶大は、一気に逆転を狙うが、なかなかチャンスを決めきれない。すると後半37分、慶大はパスミスから相手にカウンターを許し、右サイドを突破されてしまう。一度はポストに助けられるも、こぼれ球を頭で押し込まれ失点。日体大に逆転を許してしまう。残り時間が10分を切った所での失点に、敗戦の予感が漂っていたが、選手たちは決して諦めていなかった。終了間際の後半45分、藤田のパスカットから、途中出場の端山豪(1年=東京Vユース)が左サイドで粘り、クロスを挙げると、こぼれたボールが森田の足元に。思い切り右足を振り抜くと、ボールはゴール右隅に吸い込まれた。試合はこのまま2-2で終了し、慶大が勝ち点1を得た。

 開幕から5試合を終えて1勝1分3敗と、慶大は厳しい現実に直面している。だが、この成績に満足している選手などいないはず。連戦が続く5月に一気に勝ち点を積み上げ、目標であるインカレ出場に向けて一歩二歩と前進したい所だ。

[写真]ゴールを喜ぶ松下

(記事 慶應スポーツ新聞会)

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