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[スポ東]止まらぬ快進撃!!朝鮮大破り、4連勝

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[スポーツ東洋 ゲキサカ版]
[5.3 第86回関東大学リーグ戦・前期2部第5節 東洋大3-0朝鮮大]

 生憎の雨となったGW2戦目は、昨季、前期後期と共に0-1で敗れている相性の悪い朝鮮大に臨む。パス、ドリブルが全く使えない程ピッチ状況が悪いなかで東洋大が前半終了間際にCKからの市川、後半開始直後にスローインから年森が豪快なゴールを叩きだし、その後も途中出場の野崎がクロスを頭で合わせて、決勝点を決め、3-0と4連勝を収めた。

東洋大3-0(1-0)朝鮮大
<出場メンバー>
▽GK
松下理貴(4年=柏U-18)
▽DF
市川恵多(4年=前橋商業高)
松本怜大(4年=札幌U-18)
馬渡和彰(3年=市立船橋)
藤井悠太(3年=武南)
▽MF
石川俊輝(3年=大宮ユース)
黒須大輔(3年=習志野高)
年森勝哉(3年=F東京U-18)
桑田直徹(3年=大宮ユース)
66分→野崎桂太(4年=大宮ユース)
▽FW
澤井浩亮(4年=浦和東高)
79分→川森有真(2年=広島ユース)
三田尚央(3年=F東京U-18)
89分→川岸春大(4年=大宮ユース)

 昨日から降り続いた雨は朝鮮大のグラウンドに大きな水たまりを作った。前半開始直後朝鮮大がFKからチャンスを得るも、ボールが止まり難を逃れる。

 その後、互いにロングボールを駆使して攻撃を展開するが、劣悪なコンディションで落下地点ボールが止まり、それを相手にクリアされてしまうの連続で、どうにも決定機が作れない。このままスコアレスで折り返すかと思われた前半アディショナルタイム、「思い切ってうてた」と言うようにCKからのこぼれ球を市川の鮮やかなミドルシュートがゴール右に突き刺さり先制。そのまま前半を1-0で終える。

 勢いに乗った東洋大は、後半開始直後いきなり試合が動く。松本からのスローインに年森が強烈なミドルシュートを放ちクロスバー内側にあたってゴール、反撃の隙を許さず2-0と突き放す。ハーフタイムに「0-0のような形で守備をしっかり」と古川監督が指示したように、以降はサイドアタッカーの黒須、三田が中央寄りに絞り、後半から野崎、川森を投入し、何時も使っている「4-1-4-1」から「4-4-2」のフォーメーションで試合を進める。朝鮮大も東洋大DFの背後をつくロングボールを入れるも、CBの市川、藤井を中心に空中戦、セカンドボールを制し、反撃を許さない。そして終了間際となった後半42分に年森の右からのクロスを野崎がファーサイドからヘディングで決め、3-0でとどめを刺す。朝鮮大も終了間際にCKからヘディングシュートを放つもクロスバーに嫌われ、試合終了。4連勝を飾った。

 試合後、「(酷いピッチコンディションでどういう試合になるか)計算が立たなかった、2節(日大戦)の時と同じ感じ、それをイメージしながら臨んだ」と古川監督が語るように、チーム全員が中々パスを繋げられない状態の中、なるべくボールを走らせず、浮き球を中心に試合を展開するというイメージを持って戦うことができたのが大きかった。前節の法大戦は2-1で勝利するも、同じ勝ち点の東海大が平国大を6-1で下し、得失点差で東洋大は3位に後退したため、この点差で朝鮮大に勝利したのは本当に大きい。まだリーグは始まったばかりとはいえ、昇格レースに優位に立つためにもGW最終戦となる亜細亜大に勝利して更に勢いに乗りたいところだ。

[写真]雨のなか三田は体を張ったプレーでサイドから攻撃の起点を作った

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