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[コマスポ]敗戦引きずらず、まずは次につながる1勝を!!

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[駒大スポーツ ゲキサカ版]

 第86回関東大学サッカーリーグ戦・前半戦2部第6節は5日、厚木市荻野運動公園で駒澤大学が朝鮮大学校と対戦する。三澤祥馬主将(4年=三菱養和SCユース)が「大事な試合だった。連勝という意味で」と振り返った前節。まさかの3失点で、今季初の黒星を喫することとなった。そして中1日で迎える今節は、拓大戦での敗戦を引きずらずに戦うことが大きな鍵となる。

 前節・拓大戦は雨の降りしきる悪天候の中行われた。開始4分に先制点を許すと、その後も拓大ペースで試合が進んだ。これに負けじと、DF田中雄一(3年=前橋育英高)が左サイドから起点を作るなど得点機を窺うが、シュートまでは至らず。それでも36分、好位置で獲得したFKを「練習通りだった」と、MF碓井鉄平(3年=山梨学院大付高)がしっかり沈め同点に持ち込んだ。後半に入ると一進一退の攻防戦となるが、その均衡を破ったのは拓大。80分、90分に立て続けに失点、決死の追い上げも虚しく勝ち点を逃す結果となった。

 次なる対戦相手は、現在1勝4敗と、10位に落ち込んでいる朝鮮大。駒大と同日に行われた前節でも、東洋大に0-3で敗れている。そんな朝鮮大の強みは何と言ってもフィジカル面。球際での、真っ向からの激しい体当たりが予想される。中でも絶対的エース、FW金弘淵(4年=東邦高)に注目。今季は2ゴール1アシストの活躍で、チームを支えている。また、2連敗を喫している朝鮮大にとって、駒大戦は絶対に負けられない試合ということを考えると、少しも侮れない相手と言えるだろう。

 朝鮮大から勝ち点3を奪取するには、攻撃陣の爆発が不可欠となってくる。エース山本大貴(3年=ルーテル学院高)やルーキー菊池将太(1年=浦和東高)を始め、多彩な顔を擁する駒大の攻撃陣だが、拓大戦では90分を通してシュート数はたったの2本のみ。要所で競り合いの強さを見せていた1トップ小牟田洋佑(2年=前橋育英高)も今季はいまだ無得点に落ち着いており、「FWなので、シュートを打って得点を狙っていきたい」と、ゴールを渇望した。

 また、毎試合ピッチに立つMF小牧成亘(2年=ルーテル学院高)やMF板倉直紀(2年=千葉U-18)、MF礒部裕基(2年=浦和ユース)など、次世代を担う2年生からもそろそろ得点が欲しい頃。そこで点を取ることができれば、目標としている1部昇格へ1歩も2歩も近付くことができるはずだ。

「前を向いてやるしかない」―。指揮官は選手たちに強く奮起を促した。中1日という厳しい日程だが、それは相手も同じこと。このGW決戦を、悔しさ晴らす勝利で締めくくり、上位進出へ弾みをつけたいところだ。

(文・駒大スポーツ 河田奈津子)

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