インテルのマッシモ・モラッティ会長がプレシーズンキャンプを行っているピンツォーロを視察した。公式サイトによると、記者団に囲まれたモラッティ会長は移籍・獲得が噂される選手についてコメント。先日ロシアのアンジが獲得に乗り出したと報じられたMFヴェスレイ・スナイデルについて「インテルにとってそれなりに重要な選手として見なしています。他クラブがどの程度の興味を示しているかどうかとは関係なくね」とコメント。改めて残留を強調している。

　また獲得が噂されるブラジル代表MFルーカス(サンパウロ)については「とりあえず可能性があるかどうかを探っている段階だが…」とした上で「間違いなく大きな才能を持った選手。関心を持ってチェックしているのは事実だ」と発言。今後の動向に含みを持たせた。イタリア『ガゼッタ・デッロ・スポルト』はブラジルメディアが、インテルが2500万ユーロとMFコウチーニョの無償レンタルを提示したと報道。こちらも目が離せない状況となっているようだ。

　矢継ぎ早に選手の移籍の話題を質問されたモラッティ会長は「みんながみんな、名前を挙げられるみたいですね」と苦笑い。有能な選手が多いのでと返されたモラッティ会長は「選手たちが有能であるということは、我々も選手に愛着があるということ」。「(何度聞かれても)同じ答えの繰り返しになりますよ」と記者団の質問をかわしている。