レアル・マドリーのジョゼ・モウリーニョ監督は、MFヌリ・シャヒンのプレミアリーグのクラブへの移籍について「正しい判断だと思う」という考えを明らかにし、若手MFが出場機会を得ることを期待していると語ったと英紙が報じている。

　トッテナム、リバプールからもオファーを受けていたシャヒンだが、アーセナルへの期限付き移籍が秒読み段階となっている。12か月前にドルトムントからレアル・マドリーに加入したシャヒンだが、ケガもあり、多くの出場機会を得ることはできなかった。かつてチェルシーで指揮を執ったモウリーニョ監督は、どのクラブに行こうとも、イングランドのトップレベルでプレーすることは、シャヒンの成長につながると確信しているという。

「プレミアリーグは現時点で彼が持っていないものを与えてくれるだろう。アーセナル、リバプール、トッテナム、どこに行ったとしても構わない。特別な思い入れはないからね。大事なのは彼がプレーする機会を得ることだ」

　シャヒンの移籍交渉が進展している一方で、MFカカの移籍については動きがないことも明かした。

「ヌリ(・シャヒン)についてはオファーがテーブルの上にある。しかし、カカについては公式なオファーは一つも届いていない」

　ミランやマンチェスター・ユナイテッドへの移籍が取り沙汰されているカカは、レアル・マドリーでは余剰戦力扱いとなっている。