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岡崎と酒井先発のシュツットガルトは先制も…バイエルンに6失点敗戦

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 ブンデスリーガは2日、第2節3日目を行い、FW岡崎慎司とDF酒井高徳の所属するシュツットガルトは敵地でバイエルンと対戦し、1-6の大敗を喫した。開幕戦・ボルフスブルク戦(0-1)に続いての連敗。岡崎、酒井ともに先発出場を果たすも、今季初勝利はお預けとなった。一方、バイエルンは開幕戦のG・フュルト戦(3-0)に続いての大勝。2戦9得点で2節を終えて首位に立った。

 岡崎、酒井ともに今季のリーグ戦では初先発。岡崎は左サイド、酒井は右SBでプレーした。試合はシュツットガルトが先制に成功。前半25分、左サイド遠目の位置からDFボカが蹴り込んだボールをファーサイドのFWハルニクが右足ボレーで叩き込んだ。技ありの一撃がゴール左隅へ突き刺さった。

 しかし前半32分からバイエルンの猛攻が始まる。FWマンジュキッチが右サイドへ抜け出してクロスを入れる。FWミュラーの右足ボレーはGKウルライヒに一度は弾かれるも、こぼれを自ら押し込み、1-1に追いついた。すると1分後の前半33分には逆転弾。MFグスタボが敵陣でボールを奪取し、パスを送る。反応したMFクロースがドリブルで持ち込みシュートを決めた。2-1と逆転に成功した。さらに前半終了間際の43分には、グスタボがダメ押しの3点目。3-1とバイエルンが2点差に広げ、前半を折り返した。

 後半に入ってもバイエルンの勢いは止まらない。後半2分にはマンジュキッチが開幕戦に続いての2戦連発弾。酒井がクロースにボールを奪われ、バイエルンがカウンター。PA右からミュラーのシュートは、必死に戻った酒井とGKウルライヒが阻んだものの、走り込んできたマンジュキッチがこぼれ球を押し込み、ゴールを決めた。さらに1分後には、ミュラーがこの日2点目を決めて、5-1に突き放すと、同6分にはMFシュバインシュタイガーが6点目を頭で叩き込んだ。

 後半開始からハイナルに代えて、新戦力のFWトルンをピッチへ送っていたシュツットガルトだったが、後半開始から6分間で3失点。一気に5点差に突き離された。後半24分には岡崎に代えて、MFママドゥ・バが出場した。しかし流れは変わらず、さらなる窮地に追い込まれる。後半29分にボアテングへの報復行為でFWイビセビッチが一発退場。数的不利に立たされてしまった。

 一方、6-1に突き離した上に数的有利に立ったバイエルンは余裕の試合運び。後半32分には、シュバインシュタイガーに代わって、アスレティック・ビルバオからクラブ史上最高額となる4000万ユーロ(約39億円)で獲得したMFハビ・マルティネスをピッチへ送る。そのまま逃げ切り、試合は終了。バイエルンが6-1の大勝を飾り、酒井がフル出場したシュツットガルトにとっては痛すぎる敗戦となった。


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