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今季初先発の宇佐美がブンデス初ゴール&アシストも、チームは開幕3連敗

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 ブンデスリーガ第3節の3日目が16日に各地で行われた。MF宇佐美貴史の所属するホッフェンハイムは敵地でフライブルクと対戦し、3-5で敗れた。開幕戦から3戦全敗で最下位に沈んでいる。チームは敗れたものの、今季バイエルンからホッフェンハイムに加入した宇佐美は、4-2-3-1の2列目左サイドに入り、移籍後初先発。自身ブンデス初得点に加え、初アシストも記録するなど結果を残した。

 試合は前半2分に早くも動く。左サイドからのFK、ニアサイドで宇佐美がつぶれると最後はゴール前のDFデルピエールが右足で押し込み、ホッフェンハイムが先制した。しかし、同17分に早くも失点。中央から押し込まれるとDFラインがずるずると後退。誰もクリアすることができずに、MFカリム・グエデに決められた。さらに同27分には右クロスからMFクルーゼにヘディングシュートを叩き込まれ、1-2と逆転された。

 なんとか個人技で打開しようとする宇佐美だったが、得点は奪えない。前半21分には絶妙なスルーパスで決定機をつくると、同34分には自らドリブルで仕掛けるとDF2枚を突き放し、GKとの1対1からシュート。惜しくもポスト右へ外れた。1-2のまま前半を折り返した。

 それでも迎えた後半、宇佐美が2-2に追いつく同点弾をアシストした。後半12分、味方の横パスをゴール正面で受けた宇佐美が右足でPA内左へ浮き球パス。これをMFブクチェビッチが冷静なトラップで足元に落ち着けると、左足シュートを決めた。宇佐美にとってはブンデス初アシストが決まった。この勢いで畳みかけたいところだったが、同23分に左CKから再び失点。2-3と勝ち越しを許した。

 しかし、開幕3連敗は免れたいホッフェンハイム。3-3に追いつくゴールを決めたのは宇佐美だった。後半31分、DFファビアン・ジョンソンの横パスをゴール正面で受けると、右足を一閃。PA手前から放たれた鮮やかな一撃はゴールネットへ突き刺さった。宇佐美のブンデス初ゴールで試合は振り出しに戻された。昨季はバイエルンでプレーした宇佐美は、DFBポカールでは1得点を挙げていたものの、リーグ戦での出場は3試合に留まり、アシストや得点など結果は残せていなかった。1年越しでのブンデス初得点。チームメイトとゴールを喜んだ。

 しかしながら、前節・フランクフルト戦でも4失点を喫しているホッフェンハイムの守備陣は最後まで耐えきることはできず。後半29分にまたもセットプレーから失点すると、その3分後にも5失点目。一気に3-5と2点差に突き放された。宇佐美はフル出場で奮闘したが、そのまま試合は終了。3-5での敗戦となってしまった。


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