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テリーがイングランド代表からの引退を表明、「悲しい気持ちもある」

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 チェルシーのDFジョン・テリーが23日、イングランド代表からの引退を表明した。英スカイスポーツによると、国際Aマッチ78試合に出場した31歳は「これまで自分を代表に選んでくれた歴代の監督に感謝したい。今まで一緒にプレーした選手たち、ファン、そして家族にも感謝している」とコメントしている。

 昨年10月のQPR戦でDFアントン・ファーディナンドに対する人種差別発言があったとして、イングランドサッカー協会(FA)からキャプテンを外されると、この決定に納得できなかった当時のファビオ・カペッロ監督が代表監督を辞任する騒動となった。今年7月には裁判所が無罪判決を下したが、FAは処分を科すと発表。今後、FAのヒアリングを受けることになっている。今月15日のQPR戦でも両選手は握手をしなかった。

 FAのヒアリングを前に代表引退を表明したことについては「法廷で無罪となった自分に処分を課そうとするFAに対し、代表での自分の立場を確保できないと感じたからだ」と説明。「国を代表して、さらにはキャプテンとしてプレーすることは子供のころからの夢であり、大きな名誉だった。常に全力を尽くしてきたし、今回の決断には悲しい気持ちもある」と率直な心境を明かすとともに、「これからはチェルシーでのプレーに集中したい。プレミアリーグ、チャンピオンズリーグでタイトルを取りたい」と話していた。

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