イングランドサッカー協会(FA)は27日、チェルシーDFジョン・テリーに対して4試合の出場停止と罰金処分を科したことを発表した。罰金額は22万ポンド(約2770万円)となる。

　テリーは昨年10月に行われたQPR戦で、相手DFアントン・ファーディナンドに対して、人種差別的な言葉を発したとされている。これによりイングランドサッカー協会(FA)からキャプテンを外されるなどし、当時のファビオ・カペッロ監督が代表監督を辞任する騒動にまで発展した。7月に行われた裁判では無罪を勝ち得たものの、FAは独自に処分を科すことを決定。同選手は23日にイングランド代表からの引退を表明していた。

　なお、テリー側は2週間以内であれば、異議申し立ての権利がある。