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無敗同士のロンドン・ダービーはチェルシーがF・トーレスの活躍でアーセナルに勝利

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 プレミア・リーグは29日、第6節を行いアーセナルがチェルシーをホームに迎え、ロンドン・ダービーを戦った。8シーズンに渡ってチェルシーでプレーし、アーセナル戦で14試合13得点を挙げたFWディディエ・ドログバが中国の上海申花へ移籍した。しかし、チェルシーで新エースに襲名されたFWフェルナンド・トーレスが仕事を全うした。前半20分、FKに合わせて先制点を挙げる。前半で追いつかれたチェルシーだが、後半8分にF・トーレスが倒されて得たFKをMFフアン・マタが直接決めて、2-1と再びリードする。これが決勝点となり、チェルシーがロンドン・ダービーに勝利し、無敗と首位の座を守った。

 今シーズン、ここまで2勝3分けで5位のアーセナルに対し、首位のチェルシーも4勝1分け、両チームともに無敗でこの一戦を迎えた。立ち上がりからビルドアップに苦しむチェルシーに対し、アーセナルがポゼッションで優位に立つ。積極的にゴールを狙ったが、得点を挙げられない。すると前半20分に先制点を挙げたのはアウェーのチェルシーだった。FKを獲得すると、MFフアン・マタが蹴ったボールを、ゴール前でDFローラン・コシールニーに密着マークされていたF・トーレスが、コシールニーの背後からボールをダイレクトで叩き、先制点を挙げた。

 前半23分には、両チームがゴールに迫る。MFサンティ・カソルラがPA内でMFジョン・オビ・ミケルに倒されるが、ファウルの笛は鳴らず。ここからのカウンターで、今度はF・トーレスが抜け出し、PA内に侵入し、シュート体勢に入ったところでコシールニーに倒される。しかし、こちらもノーホイッスルでPKは与えられない。

 攻めるアーセナルは、前半42分、右サイドのMFチェンバレンのクロスを、ゴール正面で収めたFWジェルビーニョがトラップからシュートを決めて、前半のうちに1-1に追い付く。さらに勢いに乗るアーセナルは、チェルシーゴールに迫ったが、追加点を挙げることはできない。チェルシーも前半終了間際に、MFオスカルやF・トーレスがシュートを打ったが、ゴールを決めることはできずに1-1で前半を折り返す。

 後半5分にはFWルーカス・ポドルスキが折り返したボールをDFがクリアーしたボールをサンティ・カソルラがシュートしたが、枠を捉えることはできない。後半8分には、F・トーレスが倒された得たFKをマタがゴール前に放り入れると、コシールニーの足にわずかに当たってゴールネットを揺らし、2-1と再びリードした。

 後半14分には左サイドからのクロスをポドルスキがヘッドで捉えたが、枠に飛んだボールはGKペトル・チェフが弾き出し、同点ゴールを許さない。後半28分にもアーセナルはFWオリヴィエ・ジルーがシュート、DFダビド・ルイスに当たったボールがゴールマウスに飛んだが、再びチェフが枠外へと弾き出した。

 その後もアーセナルは決定機をつくったが、ゴール前での精度を欠き、得点を挙げることはできず。今シーズン初の2失点で初黒星を喫した。一方のチェルシーは、5勝1分で首位の座をキープしている。

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