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マタの2ゴールで逆転のチェルシーがトッテナムとのロンドン・ダービーを制す

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 プレミア・リーグは20日、第8節の1日目を行い、トッテナムはホームでチェルシーとのロンドン・ダービーを戦った。今季からトッテナムを率いるアンドレ・ビラス=ボアス監督は、昨季途中までチェルシーを指揮しており、因縁の試合となっていた。ホームでのチェルシー戦は6試合無敗のトッテナムは、FWジャーメイン・デフォーのキャリア通算200ゴール目の得点で一度はリードしたが、チェルシーのMFフアン・マタに2点を許すなど、2-4で逆転負けを喫している。

 試合を動かしたのは、首位に立つチェルシーだった。前半17分にCKを得ると、トッテナムのDFウィリアム・ガラスがクリアーしたボールを、DFガリー・ケーヒルが強烈なボレーシュートを叩き込み、1-0と先制する。その後も流動的な攻撃を見せるチェルシーは、39分にもMFラミレスの縦パスからチャンスをつくる。最後はマタがシュートを放ったが、ボールはクロスバーを越えて行った。

 前半終了間際には、チェルシーのミスからトッテナムもチャンスをつくり出す。しかし、最後の局面で体を張って守るチェルシーから得点を挙げることはできず。1-0とチェルシーがリードして前半を折り返した。

 後半に入っても勢いを持続するトッテナムは、後半2分にセットプレーからDFヤン・フェルトンゲンが折り返したボールをガラスが頭でゴールに押し込み、1-1と同点に追い付いた。その後もトッテナムの構成の時間が続く。同9分にはMFアーロン・レノンがゴール前に入れたボールに、デフォーが合わせて2-1と逆転した。

 しかし、首位のチェルシーも譲らない。後半22分、MFオスカルが右から折り返したボールをガラスがクリアー。これを拾ったマタが、左足でシュートを決めて試合を振り出しに戻す。さらに2分後には、マタがMFジョン・オビ・ミケルにボールを預けて前線に走り出す。ミケルはMFエデン・アザールにパスを出すと、アザールからPA内に走り込んだマタへ、絶妙なパスが送られた。これをマタが決めて、チェルシーが再びリードした。

 後半29分、ビラス=ボアス監督は、FWアデバヨルを投入して反撃に出る。前線に高さを加えたスパーズは、サイドからクロスを入れてゴールを狙う。何度か決定機をつくったトッテナムだったが、GKペトル・チェフの好守に阻まれた。後半ロスタイムには、マタが最終ラインのDFからボールを奪い、ゴール前にボールを運ぶと途中出場したFWダニエル・スターリッジが無人のゴールにシュートを流し込み、4-2で勝利を決定づけた。このまま試合は終了し、無敗で首位を走るチェルシーが、リーグ戦4連勝を飾っている。

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