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香川が今季2点目も、ユナイテッドはホームでトッテナムに89年以来の敗戦

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 プレミア・リーグは29日に第6節を行い、日本代表FW香川真司の所属するマンチェスター・ユナイテッドは、23年間オールド・トラフォードで負けていないトッテナムをホームに迎えて、試合を行った。香川は先発出場を果たすと、1-3で迎えた後半9分にはFWロビン・ファン・ペルシーからのパスを受けると、絶妙なボールコントロールから、チームの2点目を決めた。その後、香川は後半34分にベンチに下がっている。後半に入り、攻め続けたユナイテッドだったが、3点目を挙げることはできずに、2-3でトッテナムに敗れている。

 ユナイテッドは、香川、FWロビン・ファン・ペルシー、FWウェイン・ルーニーのそろい踏みが期待されたが、ルーニーはベンチでキックオフを迎えている。試合はいきなり動く。前半2分、MFガレス・ベイルとのワンツーからPA内にDFヤン・フェルトンゲンが、シュートを打つと、DFジョニー・エバンスに当たったボールは、ゴールに吸い込まれて行った。

 その後も優勢に試合を進めたトッテナムは、前半32分にはベイルが圧倒的なスピードでユナイテッドの守備陣を引き裂く。単独でロングカウンターを決めて、リードを2点に広げた。これまで攻め手のなかったユナイテッドは、前半終了間際にようやくMFナニがシュートを放ったが、GKブラッド・フリーデルに抑えられている。

 後半開始と同時に、ユナイテッドのアレックス・ファーガソン監督はMFライアン・ギグスをベンチに下げ、ルーニーを起用した。香川を左サイドに回し、ルーニーとファン・ペルシーの2トップに布陣を変更して反撃に出る。すると後半6分、ファン・ペルシーが右に展開したボールをルーニーが受け、ゴール前にクロスを入れる。中央に走り込んだナニが合わせ、1点を返した。

 ところが、わずか1分後、再びトッテナムがゴールを決める。FWジャーメイン・デフォーからのスルーパスを受けたベイルのシュートは、GKに弾かれるが、そのこぼれ球をMFクリント・デンプシーが蹴り込み、再びリードを2点に広げた。

 ユナイテッドも、一歩も引かない。後半9分にはファン・ペルシーからのパスを受けた香川が、左足でボールをトラップすると、右足でボールを前に持ち出す、その流れのまま左足でシュートを決めて、再び1点差に戻した。

 さらに香川は後半15分にもPA外でファウルを受ける。このFKをルーニーが蹴ったが、ボールは左ポストを叩く。同17分にはスコールズからのスルーパスをファン・ペルシーが受けて、シュートを決めたが、ファン・ペルシーはオフサイドと判定されて、ゴールは認められなかった。

 猛攻を続けるユナイテッドだが、なかなか同点ゴールを挙げられない。後半34分にファーガソン監督は、香川をベンチに下げてFWダニー・ウェルベックを送り出す。ナニ、スコールズ、ルーニーらが、次々とゴールを狙ったが、得点は決まらない。このままタイムアップとなり、ユナイテッドの連勝は4でストップ。一方、アンドレ・ビラス・ボアス新監督の下で、2分1敗というシーズンのスタートを切ったスパーズは、ここにきての3連勝で勢いに乗りそうだ。


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