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今季初ゴールの長谷部、「年間最低5点は取らないと」

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 ブンデスリーガは18日、第12節2日目を行い、MF長谷部誠の所属するボルフスブルクは敵地でホッフェンハイムと対戦し、3-1で快勝した。4試合連続で先発出場した長谷部は前半7分に今季初ゴールとなる先制点。「いわゆるごっつぁんゴールで、決めないと恥ずかしい」と苦笑いを浮かべた。

 前半7分、MFオリッチの左クロスがファーサイドに流れてきたボールをヘディングで難なく押し込んだ。待望の今季初ゴールは昨年8月19日のボルシアMG戦以来、1年3か月ぶり。「(いつ以来のゴールか)覚えてないぐらい」と笑うと、「いわゆるごっつぁんゴールで、決めないと恥ずかしいけど、そのあとにあったフリーのチャンスで決めないとあれを決めていればもっと楽なゲームになったと思うし、そういう意味ではまだまだ課題はある」と満足することなく言った。

 14日のW杯アジア最終予選・オマーン戦から中3日。気温30度を超える中東からドイツに戻ってきての試合だったが、「後半の最後は多少疲れたけど、暑いところからこっちに戻ってきてゲームをするほうが楽。心拍は楽だったし、問題はなかった。オマーン戦のほうが全然きつかった」と頼もしい。

 中盤の右サイドハーフで4試合連続の先発出場。得点シーン以外にも積極的にシュートを狙い、「シュートの意識は低いなと自分で感じていたので、もう少し積極的に打たないなというのはあった。意識しているのはセンタリングに対して入っていくこと。その中で点が取れたのは良かった」と胸を張った。

「ジエゴもあんまり中に入っていく選手じゃないので、逆サイドのところで自分がしっかり詰めるというのを前の試合からやっていた。レバークーゼン戦のときも走ってはいたけど、そこにボールがこぼれてこなかった。今日みたいな試合はうまくこぼれてきたし、走ることによってごっつぁんでも点を取れるので続けていきたい」。本職のボランチではなく、より攻撃面も求められるポジション。「あのポジションで出るからには年間最低5点くらいは取らないとというのはある」と貪欲に語っていた。

(取材 了戒美子)

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