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乾が鋭いクロスでオウンゴール誘発も…フランクフルトはホーム初黒星

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 ブンデスリーガは27日、第14節1日目を行い、MF乾貴士の所属するフランクフルトはホームでマインツと対戦し、1-3で敗れた。乾は左MFで開幕から14試合連続の先発出場を果たすと、0-3の後半10分には鋭いクロスでオウンゴールを誘発したが、同37分に交代。チームもそのまま3試合ぶりの敗戦を喫し、ホームでは今季初黒星となった。

 前半18分にカウンターからMFイバンシッツに先制点を決められたフランクフルトは試合の入りが悪く、なかなかリズムに乗れなかった。徐々に乾がボールに絡み始めるが、マインツ守備陣も厳しくマークに付く。前半35分、カウンターからドリブルで駆け上がった乾はゴール前にラストパスを送るが、DFがクリア。同41分にもロングフィードから左サイドのスペースに乾が抜け出したが、折り返しは相手GKにキャッチされた。

 すると前半42分、自陣でボールを失ったフランクフルトは速攻から19歳のFWパーカーにゴールを許し、0-2。2点ビハインドで前半を折り返し、後半開始から乾はトップ下にポジションを移した。後半7分にはCKからDFノベスキにヘディングシュートを決められ、3点差となったが、乾がトップ下でボールに絡み、攻撃の起点になっていく。

 後半10分にはショートコーナーでMFローデに預け、リターンパスを受けた乾が左サイドからゴール前に鋭いクロスボールを送る。これがFWシャライのオウンゴールを誘い、1-3と追い上げた。追撃弾で勢い付くフランクフルトは攻勢を強める。後半17分、中央から乾がドリブルで仕掛けるが、DFがスライディングタックルでカット。その直後にも乾の右クロスにMFアイグナーが合わせる決定機をつくったが、ここはGKの好セーブに阻まれた。

 マインツの粘り強いディフェンスを攻めあぐねるフランクフルト。後半37分には徐々に運動量の落ち始めた乾もベンチに下がった。同43分、マインツMFバウムガルトリンガーが2枚目の警告で退場となり、フランクフルトが数的優位に立つが、10人の相手を崩し切れず、そのまま1-3で敗れた。


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