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結果への餓え、渇き…香川は13年初ゴールに意欲

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「アシストも結果。けれどもゴールは何よりもインパクトのある結果。だから決めたい」

 昨年10月24日の欧州CLブラガ戦で左膝を負傷していたFW香川真司(マンチェスター・U)が、昨年10月の欧州遠征以来、5か月ぶりに代表復帰。「最近はゴールを取れていないし、今年はまだ取っていないので、しっかりと結果を出したい」と意気込みを見せた。

 地元で復活ののろしだ。6日にラトビア戦が行われる神戸市は、同市垂水区出身のプレミアリーガーにとって文字通りのホームタウン。背番号10は「去年の9月以来の日本ということで気持ちがいい。久しぶりだけどそういう気がしないのは日本だから。神戸で試合ができるというだけでうれしいし、代表でしっかりと結果を出してチームに帰りたい」とあらためてゴールを強く意識しながらプレーすることを誓った。

 所属のマンチェスター・Uでは昨年末に負傷から復帰し、以後5試合に連続出場。1月29日のサウサンプトン戦ではアシストも記録している。ただ帰国直前の2日にあったフルハム戦では6試合ぶりに出番なくベンチで90分間を過ごしており、「タフな毎日。日々、プレーもメンタルも鍛えられている」と、厳しい現実に向き合っているという自覚も依然としてある。

 だからこそ、現状を打破し、さらなる高みへと突き抜けるにはゴールすることが一番であり、その思いをピッチで表現したいと考えている。加えて、チームでは昨年9月29日のトッテナム戦を最後に点を取っていないだけに、13年初ゴールはどうしてもほしい。

 代表では昨年10月13日のフランス戦で決勝点を挙げており、それ以来のゴールを目指すことになる。「ゴールという結果で自信も生まれる」と香川。15人を数える欧州組のリーダー格である背番号10が、ラトビアのゴールをこじ開ける。

(取材・文 矢内由美子)

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