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3試合出番なしの宇佐美、「自分が変わるチャンス」

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 ブンデスリーガは16日、第17節3日目を行い、MF宇佐美貴史の所属するホッフェンハイムはホームでドルトムントに1-3で敗れ、6連敗を喫した。前節はベンチ外だった宇佐美は2試合ぶりのベンチ入りを果たしたものの、出番なし。これで3試合連続で出場機会がなかった。

 マルクス・バベル前監督を解任し、前節のハンブルガーSV戦(0-2)からフランク・クラマー暫定監督が指揮を執るホッフェンハイム。宇佐美は「前の監督と求めていることとか、選手の配置を見てもまったく違うので。そういう選手に自分が順応していかないといけない」と話す。高い位置からの積極的なプレッシャーや攻守の切り替えの速さなど、攻撃陣にも守備面を強く求める新指揮官。「技術とかよりも、ハートと運動量というのを求めている。『それができるのがドイツ人でしょ?』という感じかなと思うので、自分がそういう選手に変わっていくチャンスだと思う」と前向きに受け止めている。

 現地の報道ではクラマー暫定監督からドイツ語の能力による戦術理解度の低さを問題視されているとも報じられたが、「あまりすべては言いたくないけど、彼と自分はしっかりコミュニケーションを取っている。言葉で言うのは難しいけど、自分と彼の間ではしっかり取れているので」と否定。「そういうところは上手くできていると思うし、メディアに出ることがすべてじゃないので」と、指揮官との関係に問題はないと強調した。

 チームは泥沼の6連敗。7戦白星なし(1分6敗)で中断期間に入った。「逆にこのタイミングで一回シーズンが途切れてくれてラッキーかなというか。そんな言い方をしたら変かもしれないけど、またゼロからというか、チームが変わっていこうとする時期でスタートに戻るというか」。ウィンターブレイク明け後、再びポジションを取り戻すために。「自分自身、ネガティブな状況ですけど、その状況に流されずに、やることをしっかりやって、求められることをやっていれば絶対チャンスは来るし、結果は出せると思うので」と力を込めていた。

(取材 了戒美子)

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