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ファーガソン監督「今季のチームは(3冠達成の)99年より強い」

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 日本代表MF香川真司の所属するマンチェスター・ユナイテッドは、17日にFA杯5回戦でレディングと対戦する。この試合に向けた会見に臨んだアレックス・ファーガソン監督は、現在のチームに絶大な自信を持っているようだ。

 プレミア・リーグでは2位のシティに勝ち点差12を付けて首位を独走中。UEFAチャンピオンズリーグのラウンド16の第1レグでは、レアル・マドリーと敵地で1-1と引き分けた。FA杯にもタイトル獲得の可能性を残しており、ここから5試合を行う20日間は、非常に重要なポイントになる。クラブの公式HPでファーガソン監督は「メンバーを変更しながら戦う」と語り、メンバーを入れ替えながら戦っていくことを示唆した。

「(レディング戦は)違うチームになるだろう。そして続くQPR戦も、またメンバーが変わる。さらにノリッジ戦でも違うメンバーになり、レアル・マドリー戦も異なるチームになるだろう」

 1999年にはリーグ、FA杯、欧州CLの3タイトルを同時に獲得する『トレブル』を達成している。「次の試合に勝つことだけに集中している」と、タイトルよりも、目前の一戦に集中していることを強調する指揮官だが、同時に現在のチームへの信頼を口にした。

「当時のチームは、現在のチームほど強くない。比較にならないくらいね。それでも、地に足を付けていなければいけない。1999年にCL決勝に勝ち進んだとき、ロイ・キーンとポール・スコールズが出場停止だったが、ケガをしていたのは、DFヘニング・ベルグだけだった。しかし、彼の代わりにトップチームで1試合か2試合しかプレーしていないジョナサン・グリーニングを起用しなければいけなかった。そのことからも、現在のチームの強さが分かるだろう。今、私はチーム全員を入れ替えることができる。水曜日の試合に出場していなかった国際的な選手だけで、1チームつくれるんだ」

 16日にはアーセナルが2部のブラックバーンに敗れるなど、FA杯ではジャイアントキリングが起きている。そのため、ファーガソン監督は警戒心を緩めない。「FA杯では何でも起こり得る。ショックを受けたくはないね。多くの人の目には『マドリーとも渡り合ったんだ。次はレディングだろう』と映るかもしれないが、月曜日は別の試合だ」と、気持ちを引き締めた。

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