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乾が出場停止明けで先発復帰も…フランクフルトは4戦連続ノーゴール

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 ブンデスリーガは1日、第24節1日目を行い、MF乾貴士の所属するフランクフルトはホームでボルシアMGと対戦し、0-1で敗れた。出場停止明けの乾は左サイドで2試合ぶりに先発。後半からはトップ下にポジションを移したが、決定機に決め切れず、チームも4試合連続の無得点で4戦白星なし(2分2敗)となった。

 前節のフライブルク戦(0-0)は出場停止だった乾。試合開始1分には左サイドから仕掛けたFWスルダン・ラキッチのマイナスの折り返しに走り込み、右足でシュートを打ったが、ミートし切れず、GKにキャッチされた。

 徐々にアウェーのボルシアMGに押し込まれるフランクフルトは前半22分、決定的なピンチを招いたが、MFアミン・ユネスのシュートはDFユングの体に当たり、難を逃れた。しかし、このプレーで与えたCK。ボルシアMGはMFノルトベイトの右CKをニアサイドのMFマルクスが頭でそらし、最後はFWルーク・デ・ヨングがヘディングで押し込んだ。

 1点ビハインドで前半を折り返したフランクフルトはハーフタイムにラキッチを下げ、MFセロッツィを投入。乾がトップ下にポジションを移した。後半4分には縦パスに乾がオフサイドラインぎりぎりから反応。最終ラインの背後に飛び出し、GKと1対1を迎えたが、右足のアウトサイドで狙ったシュートはゴール上に浮いてしまった。

 絶好の同点機を生かせなかったフランクフルト。その後も乾を含めた攻撃陣が流動的に動いてチャンスをつくるが、最後の決め手を欠く。後半26分、スルーパスに反応した乾がPA内左サイドに抜け出し、DFをかわしてフィニッシュまで持ち込んだが、角度のない位置からのシュートはGKがセーブ。同36分、PA外から狙った乾の右足ミドルもゴール上に外れた。

 怒涛の反撃も実らず、試合はそのまま0-1で終了。これでフランクフルトは4試合連続ノーゴール。4戦白星なし(2分2敗)となり、シーズンも終盤に差しかかろうとする中、思わぬ失速が続いている。


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