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乾VS岡崎&酒井…日本代表3選手が先発、シュツットガルトの逆転勝ち

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 ブンデスリーガは17日、第26節3日目を行い、MF乾貴士の所属するフランクフルトはホームでFW岡崎慎司、DF酒井高徳の所属するシュツットガルトと対戦した。乾、岡崎、酒井と日本人3選手がそろって先発した一戦はシュツットガルトが2-1で逆転勝ちし、4試合ぶりの勝利を挙げた。一方、フランクフルトは6試合白星なし(3分3敗)となった。

 5試合連続無得点中のフランクフルトは乾が2トップの一角で3試合連続の先発出場。対するシュツットガルトは酒井が右SBで2試合ぶりの先発となり、岡崎もリーグ戦では1月26日のバイエルン戦(0-2)以来、7試合ぶりの先発で右サイドハーフに入った。

 フランクフルトは前半8分、FWシュテファン・アイグナーのスルーパスに乾が反応するが、オフサイドの判定。6試合ぶりのゴールを目指し、立ち上がりから積極的に攻撃を仕掛けた。すると同17分、MFピルミン・シュベクラーの絶妙なスルーパスにアイグナーが抜け出し、右足で流し込む先制点。2月2日のハンブルガーSV戦(2-0)の前半36分の得点以来、実に521分ぶりにゴールが生まれた。

 1点ビハインドとなったシュツットガルトは同点ゴールを目指すが、なかなか攻撃の形をつくれない。前半21分、酒井が右サイドからアーリークロスを上げ、岡崎が右足ボレーで狙うが、DFがブロック。その後は両チームともに決定機らしい決定機もないまま、前半の45分間を終えた。

 前半、攻め手のなかったシュツットガルトだが、後半立ち上がりにPKで同点に追いつく。後半3分、右サイドのスローインを岡崎がつなぎ、MFボカがPA内右を縦に突破すると、DFと交錯して転倒。これがファウルの判定となり、FWベダド・イビセビッチがPKを決めて1-1に追いついた。

 ホームで勝ち点3の欲しいフランクフルトは後半17分、乾が絶妙なスルーパスを通すが、MFアレクサンダー・マイヤーはトラップでもたつき、シュートまで持ち込めない。同22分には乾がドリブルから右足ミドルを狙うが、ゴール左に外れた。

 シュツットガルトは後半24分、岡崎を下げ、MFマキシムを投入。すると直後の26分、マキシムの右CKからDFゲオルク・ニーダーマイヤーが豪快なヘディングシュートを叩き込み、2-1と逆転に成功した。

 乾もフル出場し、終盤はフランクフルトが猛反撃に出るが、同点ゴールが遠い。試合はそのまま1-2で終了。6試合ぶりのゴールを挙げたフランクフルトだが、ホームで痛恨の逆転負けを喫し、6試合連続白星なし(3分3敗)となった。


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