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ユナイテッドはダービーに敗れる。香川は後半ロスタイムに出場

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 プレミア・リーグは8日に第32節を行い、日本代表MF香川真司の所属する首位のマンチェスター・ユナイテッドは、マンチェスター・シティとのダービーに臨んだ。後半の立ち上がりに先制を許したユナイテッドだが、14分にオウンゴールで追い付く。しかし、途中出場のFWセルヒオ・アグエロにゴールを決められ、再びリードを許した。香川は後半ロスタイム2分にMFアシュリー・ヤングと交代でピッチに立ったが、見せ場をつくれないままタイムアップ。ユナイテッドは1-2で敗れて、リーグ戦で19試合ぶりに黒星を喫している。

 序盤からダービーらしい緊迫した試合展開が続く。ボールを保持して戦おうとするシティに対して、勝ち点差15のリードを持つユナイテッドは、速攻からゴールを目指した。前半9分にはFWウェイン・ルーニーのパスを受けたFWロビン・ファン・ペルシーがゴールを狙ったが右に外れる。対するシティも26分、前線までボールを運ぶと、最後はPA内のMFサミル・ナスリの前にボールがこぼれたが、シュートは枠を捉えられない。前半終了間際には、攻撃参加したユナイテッドのDFラファエル・ダ・シウバがシュートに持ち込んだが、ボールはポストを叩き、このまま0-0で前半を折り返した。

 先に試合を動かしたのは、アウェーのシティだった。後半7分に中盤でMFライアン・ギグスのパスをカットすると、ショートカウンターから最後はMFジェームズ・ミルナーがミドルシュートを決めて、1-0と先制した。ユナイテッドも後半14分に同点ゴールを挙げる。ファン・ペルシーが右サイドからゴール前に入れたFKをDFフィル・ジョーンズが折り返すと、これがゴール前のDFビンセント・コンパニの背中に当たってゴールに決まった。

 後半26分にシティのロベルト・マンチーニ監督は、ナスリを下げて、アグエロを起用した。この選手交代が奏功する。34分にボールを持ったアグエロは、ドリブルでPA内にボールを運び右足を振り抜く。強烈なシュートがゴールに決まり、2-1と再びシティがリードした。

 この直後にユナイテッドは、MFダニー・ウェルベックを下げて、MFアントニオ・バレンシアを右サイドで起用する。さらにルーニーに代えて、FWハビエル・エルナンデスをピッチに送り出した。ロスタイムには、負傷したヤングに代えて香川も起用したが、最後まで同点ゴールをあげることはできずに試合終了。リーグ戦6試合連続無失点で、7連勝中のユナイテッドだったが、ライバルに黒星を喫している。

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