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最悪の事態発生…長友、復帰果たすも故障再発 インテルはカリアリに完敗

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 セリエAは14日、第32節を行った。日本代表DF長友佑都の所属するインテルは敵地でカリアリと対戦し、0-2で敗れた。ベンチスタートとなった長友は、後半22分から出場。2月24日のミラン戦以来の復帰を果たしたが、同30分に足を引きずりながら途中交代でピッチを後にした。慎重を期しての復帰となったはずが、最悪の事態となった。

 怪我人の続出に苦しむインテル。前節のアタランタ戦では3-1とリードを奪いながらも逆転されるという嫌な敗戦を喫した。流れを変えたい一戦となったが、この日も難しいゲームになってしまった。

 前半、ペースを握ったのはインテルだった。前半14分、1トップで先発となったFWトンマーゾ・ロッキとのワンツーでMFエステバン・カンビアッソがゴール前に抜け出す。右足でコースを突いたシュートを放つが、惜しくも右ポストに嫌われる。同43分は右サイドでボールを受けたMFリッキー・アルバレスが左足で強烈シュートを放つ。前節ゴールを決めたパターンでゴールを狙ったが、わずかに枠上に外れていった。

 後半に入るとインテルにまたしても故障者が出てしまう。8分、MFワルテル・ガルガノが負傷し、MFズドラフコ・クズマノビッチと交代。今月に入ってFWロドリゴ・パラシオが左足太ももを痛めて離脱。前節試合中に負傷したFWアントニオ・カッサーノに続いて、この試合でも故障離脱者を出してしまった。

 すべてが空回りのインテル。後半18分にはDFマティアス・シルベストレが、PA内でカリアリFWマウリシオ・ピニージャを倒してしまい、PKを与える。これをピニージャ自らに決められ、先制を許した。

 インテルは直後の後半22分からはカンビアッソに代えて長友を投入。左ひざ半月板負傷のため離脱していた長友を、2月24日のミラン戦以来、49日ぶりに復帰させた。しかし同30分、最悪の事態が発生。長友が交代を求め、足を引きずりながらピッチを後に。復帰ゲームは無念の途中出場途中交代となった。

 直後にピニージャにこの日2点目を決められたインテル。カリアリに完敗を喫し、2連敗となった。

[写真]試合前にはリラックスした表情も見られた長友だが…


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