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香川フル出場のユナイテッドはストークに完勝、リーグ優勝に前進

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 プレミア・リーグは14日に第33節を行い、日本代表MF香川真司の所属するマンチェスター・ユナイテッドは、アウェーでストーク・シティと対戦した。前半4分に先制したユナイテッドは、後半21分にもFWロビン・ファン・ペルシーの公式戦11試合ぶりとなるゴールもあり2-0で勝利。2年ぶりのリーグ制覇に、また一歩近づいている。香川は公式戦3試合ぶりにスタメン出場し、ハットトリックを達成したノリッジ戦(4-0)以来、公式戦7試合ぶりのフル出場を果たした。

 開始早々、試合が動く。前半4分、CKからのこぼれ球がMFマイケル・キャリックの前に転がる。キャリックがこれを右足のつま先で押し込み、ユナイテッドが先制した。なおも攻勢のユナイテッドは12分にMFウェイン・ルーニーのミドルシュートでゴールを狙ったが、GKに阻まれた。攻めきれない時間の続いたユナイテッドだが、同31分にもルーニーの縦パスからFWロビン・ファン・ペルシーが右足でゴールを狙ったが、このシュートもGKに防がれている。

 後半も最初にチャンスをつくったのは、ユナイテッドだった。8分にストークのプレスをかわした香川からルーニーにパスが渡る。ルーニーのロングボールをFWハビエル・エルナンデスが受けて、ファン・ペルシーにスルーパスを通す。PA内でシュートを打ったファン・ペルシーだったが、ボールは左サイドネットに外れた。

 後半、風上に立ったストーク・シティもロングボールからチャンスをつくる。後半13分にはMFチャーリー・アダムの鋭いシュートでゴールを脅かしたが、GKダビド・デ・ヘアにキャッチされた。

 追加点の欲しいユナイテッドは、後半21分にPA内でファン・ペルシーが倒されてPKを獲得。これを決めたファン・ペルシーはベンチへ駆けて、アレックス・ファーガソン監督に抱き付き、喜びを表現した。

 後半33分にストーク・シティは、前ユナイテッドのFWマイケル・オーウェンをピッチに送り出す。さらに同38分にはFWピーター・クラウチも起用した。しかし、ボールを動かして時間を使うユナイテッドから、チャンスをつくることはできずに試合終了。ストーク・シティは今季15度目の無得点に終わり、降格圏の18位ウィガンとの勝ち点差3を広げることはできなかった。一方のユナイテッドは、FA杯準決勝のため試合が延期された2位マンチェスター・シティとの勝ち点差を暫定ながら15に広げている。

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