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欧州CL出場目指すチェルシーがユナイテッドに競り勝つ。香川は出場せず

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[5.5 プレミア・リーグ第36節 マンチェスター・ユナイテッド0-1チェルシー]

 プレミア・リーグは5日に第36節を行い、日本代表MF香川真司の所属するマンチェスター・ユナイテッドはチェルシーと対戦した。膠着した試合は、後半42分にMFフアン・マタのゴールでチェルシーが先制する。その直後にはDFラファエウ・ダ・シウバの退場で、数的優位を得たチェルシーが1-0で勝利。勝ち点を68に伸ばし、来季のUEFAチャンピオンズリーグ出場権獲得に向けて一歩前進した。なお、香川はベンチ入りしたが、出場機会はなかった。

 5人のメンバーを変更してきたユナイテッドに対し、最初のチャンスをつくったのは、アウェーのチェルシーだった。右サイドでMFラミレスとマタがワンツーを交わし、ゴール前にクロスを入れる。これにFWデンバ・バが合わせたが、ヘディングシュートは左へ逸れて行った。同14分にはMFオスカルがDFの股下を抜くシュートを放ったが、ボールはGKアンデルス・リンデゴールが触り、右ポストに当たっている。

 前半17分にもチェルシーは、足を滑らせたMFフィル・ジョーンズからラミレスがボールを奪ってゴール前までドリブル。右のマタに展開し、折り返しをMFビクター・モーゼスがシュートしたが、大きく枠を越えて行った。

 ユナイテッドも前半18分にはMFトム・クレバリーからのスルーパスを受けたFWロビン・ファン・ペルシーがシュートを放ったが、枠を捉えられない。同19分にもフィル・ジョーンズがミドルシュートでゴールを狙ったが、ボールはMFアンデルソンに当たり、ゴール左へ切れて行った。

 前半34分には、ユナイテッドが左サイドからチャンスをつくる。MFライアン・ギグスが中央へ折り返したボールをGKペトル・チェフがパンチング。これをPA外で拾ったクレバリーがシュートしたが、無人のゴールを捉えられなかった。同42分にもユナイテッドは、ギグスの縦パスをファン・ペルシーがダイレクトで合わせてゴールを狙ったが、左に外れて行った。その2分後には右サイドのMFアントニオ・バレンシアのクロスに、ギグスが飛び込んだが、これも枠を捉えられなかった。45分には左からのクロスをファン・ペルシーがヘッドで合わせたが、GKチェフの正面に収まり、前半は0-0で終了した。

 後半の立ち上がりもチェルシーが攻勢に試合を進める。高い位置でボールを奪って、波状攻撃を見せるが、フィニッシュまで持ち込むことのできない時間帯が続いた。先に動いたのは、アレックス・ファーガソン監督だった。クレバリーとアンデルソンを下げて、FWウェイン・ルーニーとMFアレクサンデル・ビュットナーを起用した。同31分にはチェルシーのラファエル・ベニテス暫定監督も、モーゼスをベンチに下げて、FWフェルナンド・トーレスをピッチに送り出した。

 後半35分にはユナイテッドが、右サイドから好機をつくる。ラファエウ・ダ・シウバが突破し、ゴール前へ入れたボールがDFブラニスラフ・イバノビッチに当たり、あわやオウンゴールとなったが、ボールは右に外れて行った。同38分にはチェルシーもDFダビド・ルイスが直接FKでゴールを狙ったが、ボールは枠を捉えられなかった。

 それでもチェルシーは後半42分、ラミレスが高い位置でルーニーからボールを奪うと、オスカルからマタにパスがつながる。PA内、左寄りからマタが打ったシュートは、DFに当たってゴールに吸い込まれて行き、チェルシーが1点を先制した。同45分にはラファエウ・ダ・シウバがダビド・ルイスへの報復行為で退場となる。このまま試合は終了し、チェルシーが3日後のトッテナム戦を前に、大きな勝ち点3を獲得した。

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