オランダ国内杯は9日、ロッテルダムで決勝が行われ、AZが2-1でPSVを破り、1982年以来4度目の優勝を果たした。

　AZは前半12分、スーパーゴールで先制する。自陣中央でパスを受けた19歳のオランダ代表MFアダム・マヘルが鮮やかな個人技でDFをかわしてPAへ侵入すると、そのまま左足で先制ゴール。直後の14分にはビクトル・エルムからのスルーパスを受けたFWジョジー・アルティドールが切り返しでDF2人を外して右足で加点した。

　連覇を狙ったPSVは31分にFWユルゲン・ロカディアのゴールで1点を返したものの、反撃はこの1点のみ。逃げ切ったAZが優勝を果たした。

　uefa.comによると、AZのヘルトヤン・フェルベーク監督は「優勝できれば、素晴らしい1日になる。そして我々は実際に優勝したんだから、最高だよ」と語り、「準決勝で(リーグ戦王者の)アヤックスを破って、決勝でPSVを倒したんだから、我々は優勝にふさわしい」と胸を張った。