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マンU名将が後継指名のモイーズ監督「史上最高の監督の後を継ぐのがどれほど大変なことかは理解している」

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 マンチェスター・ユナイテッド(イングランド)は9日、今季限りで退任するアレックス・ファーガソン監督に代わる新指揮官としてエバートン(イングランド)のデイビッド・モイーズ監督が就任することを発表した。

 名将の後継者に指名されたのはファーガソン監督と同じスコットランド出身の知将だった。モイーズ監督は02年3月から現在まで12シーズンに渡ってエバートンを指揮。クラブによると、モイーズ監督を推薦したというファーガソン監督は「ユナイテッドの監督に相応しい資質を持ち合わせている候補者について話し合った際、満場一致でデイビッド・モイーズ氏の名前が挙がり、全員の見解が一致した。デイビッドは高潔な指導者で、仕事への取り組み方も素晴らしい。1998年当時、私は彼にユナイテッドでのアシスタントマネージャー職を提示した。当時の彼は若く、指導者としてのキャリアをスタートさせたばかりだった。それ以降エバートンでの仕事を見てもわかるように、輝かしい実績を残している。われわれのクラブの監督に求める資質が彼に備わっていることは明白だ」と就任理由を説明した。

 1986年からマンチェスター・ユナイテッドの指揮を執ってきたファーガソン監督はクラブを13度のリーグチャンピオン、2度の欧州CL制覇へと導いた名将だ。その後継者となったモイーズ監督は「マンチェスター・ユナイテッドの監督職をご提示頂き、大変に名誉なことだと思っている。そしてサー・アレックスが私を後任候補に推薦してくれたことを心から嬉しく思う。彼がクラブで成し遂げたことの全てをリスペクトしている」とコメント。そして「史上最高の監督の後を継ぐのがどれほど大変なことかは理解している。しかしながら、マンチェスター・ユナイテッドの監督就任の機会など巡ってくるものではない。私は来シーズンからユナイテッドを率いる機会を手に出来て、本当に嬉しく思う」と喜んだ。

 今季終了まではエバートンの指揮を執るモイーズ監督は「エバートンでは会長、理事会、そして最高の選手達のおかげで素晴らしい仕事が出来た。今シーズン終了までの間、自分に出来る限りの仕事をして、出来る限り高い順位でシーズンを終えたい」と感謝。残りのシーズン、エバートンの勝利に全力をつぎ込み、7月1日、マンチェスター・ユナイテッドでの新たな挑戦をスタートさせる。
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