東アジアカップに招集されたケネディだが…

　20日に開幕する東アジアカップに向け、オーストラリアサッカー連盟は16日に代表メンバーを発表したが、ホルガー・オジェック監督はアジア他国のクラブが所属選手の出場を認めることに乗り気ではないとして不満を訴えている。

　オジェック監督は、大会の登録メンバーより1人多い24名のメンバーを発表。他国のクラブが選手の大会参加に応じるかどうかが定かではないことがその理由とのことだ。

　24名のメンバーのうちオーストラリア国外でプレーする選手は5名。名古屋FWジョシュ・ケネディのほか、中国でプレーする選手が3名、韓国でプレーする選手が1名含まれている。会見でのオジェック監督のコメントを、サッカー連盟公式サイトが伝えた。

「他国のクラブが問題を引き起こしている。FIFAに保護される大会ではないことは分かっているが、参加国の間では、それぞれのリーグに所属する選手たちには出場を認めるという紳士協定がある。こういう大会を開催するのであれば、私なら迷わず選手を送り出すと思う」

　オジェック監督は特に、名古屋がケネディの出場を拒否することを伝えてきたとして納得できない様子を見せた。

「名古屋はケネディを出そうとせず、我々にとっては問題となっている。(ドラガン・)ストイコビッチ監督と話をして、彼は同意してくれたが、その後すぐにクラブから(ケネディの)出場を拒む手紙を受け取った。受け入れられる状況ではない」

　オーストラリアは20日の初戦で開催国の韓国と対戦。最終的なメンバー確定の期限は初戦のキックオフ24時間前となっている。

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