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ユナイテッドに香港のピッチへの警戒を呼びかけるブラウン

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悪コンディションのピッチで負傷者続出

 サンダーランドDFウェズ・ブラウンは、古巣であるマンチェスター・ユナイテッドに向けて、香港のピッチでケガをしないよう注意する必要があると忠告している。

 アジアツアーの最後の寄港地として香港に滞在しているユナイテッドは、29日に地元香港の傑志(キッチー)FCとの親善試合を行う。この試合会場となる香港スタジアムのピッチが危険な状態にあるとして、不安の声が高まっている。

 ユナイテッドの到着に先立ち、香港ではバークレイズ・アジアトロフィーが開催。マンチェスター・シティ、トッテナム、サンダーランドに地元のサウス・チャイナを加えた4チームがトーナメントを戦い、シティが優勝を飾った。

 豪雨に見舞われたピッチは非常に滑りやすくなり、トッテナム対サンダーランドの試合ではトッテナムDFヤン・フェルトンゲンが足首を負傷。サンダーランド対シティの試合でもシティDFマティヤ・ナスタシッチが負傷でピッチを退いた。サンダーランドのパオロ・ディ・カーニオ監督は「殺人ピッチ」と形容し、シティとの試合の前から危険性を訴えていた。

 2011年までユナイテッドに在籍したブラウンは、香港のピッチ状態について次のように述べている。

「酷いピッチだったよ。雨が振り続けば、もっと悪くなり続けるだろうね。ビーチでプレーしているかのようだった。どこに行っても滑ってばかりで、良い状態じゃなかった。滑ってしまうと何が起こるか分からない」

「足元のピッチのことはよく考えた方がいい。小さく鋭いターンをするのは難しい。ターンを誤れば足をひねったりしてしまうかもしれない」

 ブラウン自身は、トッテナム戦が負傷による長期離脱明けの久しぶりの出場だった。この試合で自らゴールも決めて復帰を祝った同選手は、無事に試合を終えられたことに安どする様子を見せている。

「このピッチでプレーすることに少し不安もあったけど、うまく終えることができた。疲れたけど良かったよ。ここで十分にトレーニングもしていたしね」

 なお、ユナイテッドMF香川真司は日本での親善試合に出場した後で再び休暇を認められており、香港へ向かったチームには同行していない。

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