残留はクラブの決定

　アーセナルFWニクラス・ベントナーは、夏の移籍が成立しなかったことにがっかりしているが、アーセナルの一員としてチームのために努力すると約束した。

　アーセナルで構想外となっていたベントナーは、早くから今夏の移籍が取りざたされた。アーセン・ベンゲル監督も放出の意思を隠さず、複数クラブとクラブ間合意に達したと話していたが、どのクラブへ移籍することもなく、夏の移籍市場は終了している。

　ベントナー側によると、代役となるFWを獲得できなかったアーセナルが放出を認めなかったとのこと。自身の公式サイトで、ベントナーが声明を出した。

「クラブと僕の間で、2013年夏の移籍市場で移籍することが合意していたのは秘密ではない。今週、複数クラブと合意に達していた。しかし、アーセナルは新たなストライカーを獲得できなかったから、取引を許可しなかった。もちろん、新しい挑戦を楽しみにしていたから、非常にがっかりした」

　しかし、気持ちを切り替えてアーセナルに貢献するつもりだとつづっている。

「長く過ごしたアーセナルの後のことが、たくさん話題になった。実際のところは、僕は最も幸せにサッカーをしたいだけだ。アーセナルはファンタスティックな環境だよ。僕はハードに練習を重ねて、本来のフィットネスを取り戻す。そして、チームと監督が望む今シーズンの野心に向けて最善を尽くしたい」

「サンダーランドとユベントスへのレンタルで、多くの経験から学ぶことができた。すべてのアーセナルファンに、僕がクラブのために全力を尽くすと約束したい」

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