チェコ戦で予選突破を目指すイタリア

　イタリア代表のチェーザレ・プランデッリ監督は、10日のワールドカップ(W杯)予選で本大会出場を決めなければいけないと意気込んでいる。

　W杯欧州予選グループBで、2位ブルガリアに勝ち点7差を付けているイタリア。3位チェコとの10日の試合に勝てば、イタリアの歴史上初めて、予選2試合を残しての本大会出場を決めることができる。プランデッリ監督は前日会見で次のように語った。『スカイ・スポーツ』が伝えている。

「記録を考えたことはなかった。私が関心あるのは、難しいグループを突破し、本大会出場を決めることだけだ。東欧のチームは数年前と比べ、明らかに成長している。我々は自分たちのパフォーマンスでこの大きなチャンスをつくったんだ。繰り返すことのできないチャンスだよ」

「いくつかの試合は、(ジャンルイジ・)ブッフォンの素晴らしいセーブのおかげで結果を残すことができた。ただ、チームは常に積極的に戦ってきたよ。誰からも、何もプレゼントされてはいない」

　プランデッリ監督はチェコ戦で3バックに変更すると見られている。

「異なることを試してきたが、相手にアドバンテージは許したくない。(守備ラインでダニエレ・)デ・ロッシを試したが、このことばかりを気にしてはいけないよ。我々は正しいインテンシティーで戦うことを考えなければいけない。積極的にならなければ、苦しめられるはずだ」

「ブルガリア戦では、苦しみはしたが、最後まで試合に残ることができた。苦しみながらも結果を出すというのは、一つのクオリティーだよ」

　チェコ戦の舞台は、初めて代表戦が開催されるユベントスの本拠地ユベントス・スタジアムだ。2006年のカルチョ・スキャンダル以降、イタリアサッカー連盟とユベントスの間には緊張感があるが、プランデッリ監督はこう続けている。

「相手にプレッシャーをかけなければいけない。4万人の観客が熱意を見せてくれれば、全員にとってスペクタクルでもある」

「明日はイタリアで、そしておそらくヨーロッパでも最も美しいスタジアムで戦う。常に満員になるスタジアムだ。多くの人が代表を見に来てくれるだろう。しばらくトリノでの試合はなかったからね。この数カ月、ユヴェントスのフロントとは見事な協力体制があった」

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