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[W杯欧州予選]イングランド、アウェーで苦戦も貴重な勝ち点1

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ウクライナと引き分ける

 10日に行われたワールドカップ(W杯)欧州予選グループH、ウクライナ対イングランドは、0ー0の引き分けに終わった。

 上位3チームが接戦となっているグループH。首位イングランドは、勝ち点1差で3位のウクライナと対戦する大事なゲームだったが、ベストメンバーが組めない。ルーニーが不在の前線は、ウェルベックが累積警告で出場停止となり、ミルナーが左のウィングに入った。

 立ち上がりから鋭さを見せたのはホームのウクライナ。イングランドよりも効果的にチャンスをつくり出す。12分にはフェデツキが裏に抜けて左からのクロスボールをファーで受けるが、ヘディングシュートがうまく合わず、決定機を逃した。それでも、相手の守備の隙をキレのある攻撃でつき、ゴールを予感させた。

 対するイングランドは、うまくいかない。6日のモルドバ戦で見事なミドルシュートを決めたジェラードが引き続き好調なようで、惜しいミドルシュートを2発放っている。しかし、相手の守備を攻略するようなシーンはほとんどなかった。

 前半は0ー0で終わったが、内容ではウクライナが上回った45分だった。

 後半に入っても試合の流れに大きな変化はない。コノプリャンカを中心としたウクライナの攻撃は時間の経過とともに激しさを増した。70分すぎにはセットプレーが続いたが、それでも得点は生まれない。

 結局、試合はスコアレスのまま終了。ウクライナはイングランド相手に引き分けはしたが、直接対決で順位を上げるチャンスを逃してしまい、W杯出場が遠のいた。それでも、この日試合がなかったモンテネグロと勝ち点で並び、得失点差でかわしている。首位を守ったイングランドにとっては、価値のある引き分けとなった。

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