W杯不参加の悪影響を否定

　パリ・サンジェルマンのローラン・ブラン監督は、同クラブに所属するスウェーデン代表FWズラタン・イブラヒモビッチがワールドカップ(W杯)出場を逃したことで、必要以上にショックを受けることはないと強調している。

　スウェーデンは、W杯欧州予選プレーオフでポルトガルと対戦。ファーストレグを0-1で落とし、セカンドレグではイブラヒモビッチが2得点を挙げるなど気を吐いたが2-3で敗戦して合計スコア2-4で予選敗退が決定している。

　ブラン監督は、W杯不参加が決まったあとにイブラヒモビッチと会話を交わしたことを明かしている。

「私は昨日、ズラタンと話をした。彼の言動や精神状態は非常に良かった。だが、私はここでズラタンやブレーズ(・マテュイディ)の喜びや悲しみを話すことはしない」

「彼は非常に良いポルトガルというチームに負けたこと、チームメイトと同様にチャンスを生かすため最大限を尽くしたが、かなわなかったことを私に話してくれたよ」

　現役時代にフランス代表としてW杯制覇を経験しているブラン監督は、イブラヒモビッチがW杯に出場できないことを嘆いている。

「確かに彼は失望しているかもしれない。だが、彼の言葉やメンタルの状態は非常に良いと感じた。正直に言えば、私も彼のW杯出場を望んでいたよ。それがどういったものか、私は知っているからね」

「我々は目標への到達を確かなものにしなければいけない。個人のゴールが重要になる。ブラジルに行けないことで、失望があるかもしれない。だけど、ズラタンはとても良いメンタルで土曜日の試合に臨むはずだ」

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