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ベンチで涙のバロテッリ、娘にゴールをプレゼントできず…

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[2.8 セリエA第23節 ナポリ3-1ミラン]

 セリエAは8日、第23節を行い、MF本田圭佑の所属するミランは敵地でナポリと対戦し、1-3で敗れた。クラレンス・セードルフ監督にとっては就任後、リーグ戦初黒星。先発復帰したFWマリオ・バロテッリが無得点のまま後半30分に交代すると、ベンチで涙を流すシーンがあった。

 出場停止明けで先発復帰したバロテッリ。ゴールを挙げられなかったことが悔しかったのか、後半30分にFWジャンパオロ・パッツィーニとの交代を命じられると、ベンチに座って涙を流した。手で顔を覆い、涙を隠す。試合後の記者会見では、このバロテッリのリアクションについてセードルフ監督へ質問が飛んだ。

「スポーツで涙を見せることは、ごく自然なことだ。それ以上、私が言うことはないよ」。クラブの公式HPが指揮官のコメントを伝えている。

 イタリア紙『ガゼッタ・デロ・スポルト』によると、セードルフ監督は「人間としてシンプルなリアクションだ。だれもが彼のような感情表現をすることはあるし、選手がこうしたリアクションを見せるのは初めてのことではない。私にも何度もあったことだ」と、大げさに報じる問題ではないと力説した。

 一方で「彼は特別な時期を送っていた」と指摘。バロテッリは5日、自身のTwitterで元恋人のラファエラ・フィーコさんが生んだピアちゃんがDNA鑑定の結果、自身の娘だったことを明らかにした。2012年12月5日の誕生から14か月。「ようやく真実だ。ピア、オレのスイートな娘!! お前のパパだよ」と喜びのツイートを投稿していた。

 フィーコさんとピアちゃんはナポリに住んでおり、現地ではナポリ戦後にピアちゃんと初対面するのではないかとの報道もあった。それだけにナポリの地でゴールを決められなかったことが感情を揺さぶり、悔し涙につながったのかもしれない。


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