プーマは17日、スペイン・バルセロナで新スパイクである「evoPOWER」を発表した。この発表イベントには、プーマの契約選手であるスペイン代表MFセスク・ファブレガス、ドイツ代表FWマルコ・ロイス、元フランス代表FWティエリ・アンリ、そしてイタリア代表FWマリオ・バロテッリが参加することになっていた。
PUMAの革新的シューズ「evoPOWER」スペシャル動画(外部サイトに飛びます)

　しかし、イベントは予定時刻から約30分が経過しても始まらず。代わりにセスクが記者の取材に応じることとなった。昨年12月にバロテッリと契約したことで、プーマはブランドとして成長すると思うかと聞かれると、セスクは「彼は良い選手だ。でも、時間に間に合うように、もう少し早くベッドに入るべきだろうね」と”新入り”にチクリ。「もう2時間も彼を待っているんだから。最初のイベントに遅れてくるっていうのは、良いニュースではないね」と、冗談交じりにイベントの開始が遅れた理由を明かした。そして「彼はトッププレーヤーだし、もちろんブランドにとっては大きい契約だよ」と、笑顔で付け加えた。

　その後、無事に到着したバロテッリを加えて、イベントはスタート。セスク、ロイス、バロテッリが新スパイク「evoPOWER」を着用し、シュートスピードや正確性など4つの種目を争ったが、バロテッリが3種目を制し優勝。ピッチ内で結果を残したバロテッリは、イベント後の取材で「W杯で戦うとしたら、ロイスとセスクのどちらと戦いたいか?」と聞かれても、「唯一、大事なことは、オレ自身がW杯に出ることだ」と、最後までマイペースを貫いていた。

　なお、この日のイベント後に行われたバロテッリ、セスクのインタビューは近日公開予定。そちらもお楽しみに。

(取材・文　河合拓)