レアル・マドリー退団の可能性が噂されているGKイケル・カシージャスだが、来季のことはまだ決めていないようだ。今後数週間で決定する見込みだと、スペイン『アス』が伝えている。

　長らく守護神を務めてきた「聖イケル」だが、ここ数年は不安定な状況が続く。今季のリーガエスパニョーラでの出場試合数は増やしたものの、クラシコでのミスなど大きな批判を浴びてきたのも事実だ。

　現行契約は2017年まで残っているが、今夏にフリーエージェントとして退団することで、フロレンティーノ・ペレス会長と合意したとの報道もある。現在の複数年契約では1年ごとに年俸が下がることになっており、カシージャスの今後の身の振り方が注目を集めている。

　最近ではホームでもファンから指笛を鳴らされるなど人気が低下し、退団が既定路線とする見方が多い。だが、『アス』によるとまだ今後のことは決めていないという。 同紙によると、今後数週間でカシージャスは自身の今後を決断するようだという。

　レアル・マドリーは現在、マンチェスター・ユナイテッドGKダビド・デ・ヘアやチェルシーGKペトル・チェフに興味を示していると言われる。

　下部組織時代から16シーズンも過ごしてきたレアル・マドリーで、カシージャスはラウールが持つ741試合という最多出場記録まで、あと30試合に迫っているが…。

---

▼関連リンク
リーガ・エスパニョーラ2014-15特集