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ミラン下部組織の少年に対する差別疑惑、大会運営側はレイシズムではなかったと発表

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 ミランの下部組織に所属する少年が、観客から人種差別の暴言を浴びたとされる件で、大会運営側が人種差別ではないと強調した。イタリアメディアが報じている。

 イタリアで開催されたユニバーサルカップで、ミランのエゾルディエンティ2004(2004年生まれの選手が所属するチーム)が5日、パリ・サンジェルマン(PSG)と対戦した際に、ミランの黒人選手が数観客から人種差別的な言葉を浴びせられたと言われている。

 有名代理人のミーノ・ライオラ氏は、『ツイッター』で「ユニバーサルカップでショック。親たちが黒人選手たちにブーイングした」と明かした。『ガゼッタ・デッロ・スポルト』によると、ギニア、エチオピア、コートジボワール出身の3選手が被害に遭ったという。

 ミランは公式ウェブサイトで「人種差別?」とし、「事実ではない、もしくは散発的なことであることを祈っている。そうでなければ、本当に許しがたいことだ」と声明を出している。

 だが、イタリア各メディアの報道によると、大会運営側は「報道が事実とは違うことも明確にしておく」と発表した。

「人種差別的な野次があったのではなく、より成長しているオーバーエイジ枠を使うというミランの選択への抗議だった」

 差別でなかったとすれば不幸中の幸いだが、少年たちが罵倒されたこと自体も問題視されるべきだろう。実際、大会運営側も「特に子供たちに対してこういった振る舞いがあってはならない」と非難している。
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