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天才ゆえの悩み… モウリーニョ:「すべてが向上し続けている」

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 やはり「スペシャル・ワン」ということなのだろう。チェルシー監督ジョゼ・モウリーニョが、彼ならではの悩みをイギリス『ガーディアン』でのインタビューで吐露している。

 モウリーニョは優勝請負人である。ポルトガルを振り出しに、プレミアリーグ、セリエA、リーガエスパニョーラを制してきた。欧州も、その手につかんできた。

 そんな特別な男にも悩みはある。だが、凡人には分からないものだ。「完璧」を求めても、手に届くことがないのだ。自分の才能の天井が見えないゆえに。

「私には問題がある。私の仕事に関して、始めた時からすべてが向上しているということだ。多くの異なる分野で、進歩があった。試合の読み方、試合への準備の仕方、練習方法、方法論…。どんどんよくなっていると感じている。だが、一つだけ変えられない点がある。メディアに面と向かうと、偽善者になることはできないんだ」

「人間」が大事であることは強く理解している。それこそが、彼の強みかもしれない。

「16歳の子供を指導していたが、今では世界最高の選手たちのコーチをしている。一番大事なことは技術的に準備を整えることではなく、人との関係を築くことだ。もちろん、知識や物事を分析する能力は必要だ。だが、すべての中心にあるのは関係と、個々とだけではなくチーム内での共感だ」

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