レアル・マドリーを退団する可能性が取りざたされているDFセルヒオ・ラモスに対し、マンチェスター・ユナイテッドが破格の条件を提示して獲得を試みることになるかもしれない。スペイン『アス』が伝えている。

　クラブとの契約延長交渉が難航しているS・ラモスは、クラブ側からその交渉についての情報が漏れ、自身が年俸アップにこだわっているとファンから認識されることに嫌気がさしたとも伝えられている。本人は明確なコメントを避けているが、退団を決意したとの報道を否定もしていない。

　そこで獲得に手を挙げることになりそうなのが、センターバックの補強を必要としているユナイテッド。マドリーがGKダビド・デ・ヘアの獲得を熱望していることも利用し、S・ラモスを手に入れることができるかもしれない。

　『アス』によれば、ユナイテッドはS・ラモス獲得のため、デ・ヘアの譲渡に加えて3000万ユーロ(約41億7千万円)を支払う条件を提示するという。これによりS・ラモスの事実上の移籍金は7000～7500万ユーロとなり、昨年夏に7000万ユーロでユナイテッドへ移籍したMFアンヘル・ディ・マリアと並んでクラブの歴史上最高クラスの金額での移籍になると伝えられている。

　年俸に関しては、現在マドリーで受け取る600万ユーロと同額を提示するクラブがあればS・ラモスは受け入れる意向だとも報じられていたが、ユナイテッドが提示するのはその2倍の1200万ユーロだという。

　ユナイテッドはここ数日のS・ラモス退団報道を受けて動き出したわけではなく、S・ラモスの兄弟で代理人を務めるレネ・ラモス氏と4月の時点ですでに接触していたとも伝えられている。スペイン代表の2選手による大型トレードは実現するのだろうか。

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