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古巣ミランの復活を信じるカカ「イタリアと欧州のトップに戻るはず」

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 オーランド・シティMFカカが古巣ミランの復帰を信じている。また、MLS入りが騒がれるユベントスMFアンドレア・ピルロにも言及した。

 ミランやレアル・マドリーで活躍したカカは、今季からMLSに初挑戦している。イタリア『スポーツ・メディアセット』のインタビューで、カカはMLSについて次のように語った。

「とてもうまくなじんでいるよ。リーグも非常に魅力的だ。どのチームがどのチームに勝ってもおかしくないし、負けてもおかしくない。何があるか分からないんだ。戦術的にはまだ欧州と差があるけど、ここの運動量はすごいよ。ここアメリカでは、フィジカルトレーニングがすごく重要なんだ。それで技術の差を埋めている。とても拮抗しており、面白いリーグなんだ」

 そのMLSに加わると言われているのが、ユーベからニューヨーク・シティへの移籍が秒読みとも言われるピルロだ。ミラン時代のチームメートについて、カカは次のように述べている。

「連絡はしていない。でも、彼がニューヨークに来たら、MLSにとって非常に素晴らしいことだね。彼は主役としてチャンピオンズリーグ優勝に迫った。まだ最高レベルの選手だ。彼がMLSを選ぶのなら、MLSこそが本当に未来あるリーグだと考える僕のような人たちが正しかったことになるね」

 一方で、カカやピルロが栄光をもたらしたミランは低迷が続いている。

「僕はミランとイタリアにとても強いノスタルジーを感じるし、ミランとイタリアサッカーが自分に与えてくれたことをずっと感謝している。可能なときは常にミランをチェックしているよ。元チームメートともよく連絡している。ミランは僕にとって大きなものであり、人生の大事な一部分であることは変わらないんだ」

「僕はミランがビッグに戻ることができると確信している。ミランはイタリアと欧州のトップに戻るはずだ。単純なことで、ミランは偉大なクラブだからだよ。サッカーでは良いときも悪いときもある。クラブはうまくこの難しい時期を抜け出し、今後に向けて良い状況をつくらなければいけない。短期間で再びトップのミランを見ることができるはずだ。例えば、ユヴェントスが良い例じゃないか」

 かつてのチームメートであるフィリッポ・インザーギ氏は解任されている。

「正直、試合はあまり見ることができていないんだ。だから、チームのプレーを評価することはできない。僕が知っているのは、人として、友人としてのインザーギだ。彼には素晴らしいクオリティーがある。1度の経験だけで監督としての彼を評価することはできないよ」

 カカは自らの引退後について、まだ決めていないと明かしている。

「難しいね。まだ考えていないんだ。僕は今を生きている。今のところ、ここオーランドでの3年契約に集中しているよ」

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