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ポゼッション率でバルサ上回ったラージョ、P・ヘメス「どちらがビッグチームか分からなかった」

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 17日のリーガ・エスパニョーラ第8節、ラージョは敵地カンプ・ノウでのバルセロナ戦を2-5で落とした。パコ・ヘメス監督は、チームが要塞と称されるスタジアムで健闘したことに大きな満足感を得ている様子だ。

 低予算のラージョを率いながらも、超攻撃的とも称せるサッカーを実践しているP・ヘメス監督。この試合ではポゼッション率55%、シュート22本とバルセロナを上回る記録を残して、慣例通り派手に散った。これでラージョ指揮官としてのバルセロナ戦合計スコアは、4-31(7試合)となっている。

 しかしながらP・ヘメス監督は、強大な敵を相手に実現したパフォーマンスに大きな誇りを感じている。スペイン『EFE通信』と『アス』が同指揮官のコメントを伝えた。

「我々は1分の間に試合を失った。その1分だけに焦点を当てるのは、とても不当で、侘しいことだよ。私はその1分だけでなく、90分間で結論を導きたい。この試合からは多くのことを心に留められる。が、何よりも言えるのは、ここで勝利に値しなかったパフォーマンスが、ほかの場所では価値を持ち得るということだ」

「我々は22本のシュートを放ったが、このようなパフォーマンスを続けていれば、重要なことを成し遂げられるはずだ。我々は美しい成功を手にするために働き続ける」

 ポゼッション率でバルセロナに勝ったことを幸福に感じているかと問われると、こう返した。

「両チームのプレーアイデアはとても類似している。私は幸せを感じながら、ここを去ることができる。結果を見なければ、どちらがビッグチーム、スモールチームかは分からなかった。もし結果だけを振り返るとしたら、自分はぼんくらな監督にしかならないだろうがね」

 試合中にバルセロナのファンと言い争いを演じたP・ヘメス監督だが、同ファンから3バックでプレーしろと言われ、腹が立ったようだ。

「1人の馬鹿が熱くなっている人間に何かを言えば、混沌が生じるということだよ」

 スペイン代表でチームメートだったルイス・エンリケ監督とは、試合後にどのような会話を交わしたのだろうか。

「互いを祝福し合い、彼からは難しい試合を強いられたと告白された。私にとってはうれしい称賛であり、とても満足だ」


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