beacon

ドイツ戦の中止について オランダ協会ディレクターが声明を発表

このエントリーをはてなブックマークに追加

 17日に行われる予定だったドイツ対オランダの国際親善試合は、直前になって中止が発表された。「テロには屈しない」を合言葉に、試合の開催を目指した両国だったが、「セキュリティー上の問題」から中止となった。

 オランダサッカー協会(KNVB)とドイツサッカー協会は一丸となって、試合の開催を目指した。試合会場へ向かっているバスの中で中止の一方を受けたというKNVBのディレクターであるベルト・ファン・オーストフェーン氏が、無念のコメントを発表している。

「試合が行えないことが明確になった。私たちはプレーしたかった。この状況に対するシンボルになり、声明を発表したかった。だが、それは実現できなかった」

「中止の決定は、スタジアムに向かうバスの中で聞いた。理由について、私からは何も言うことができない。ドイツ警察の決定だからね」

 具体的な爆破計画があり、スタジアムで不審なスーツケースが見つかったことで、試合は中止されたという。試合中止決定後の対応については、ファン・オーストフェーン氏は、ドイツの対応の良さを称賛した。

「ドイツ代表と同じく、私たちも安全に移動できた。私たち関係者への扱いを含め、この状況での対応は素晴らしかった。私たちは素早く判断し、ホテルを出ることにした。私はテロ対策のスペシャリストではないので、当局と一緒に動かなければいけなかった」

「私自身は恐怖を感じなかった。選手がどう感じたか? それは彼らに聞いてほしい。私たちは自分たちのやるべきことをしたまでだ」

 オランダ代表は無事に帰国。しかし、どのようにしてオランダまで戻ったかについては、「普段なら話せるが、今回は安全上の理由から明かせない」とファン・オーストフェーン氏は言う。

 17日にはベルギー対スペイン戦も中止になった。その一方で、イングランド代表とフランス代表は親善試合を行い、イングランドが2-0で勝利している。
世界のサッカー情報はgoal.com

TOP