モナコDFリカルド・カルバリョは、ジョゼ・モウリーニョ監督率いるチェルシーが今シーズンまだ巻き返せると信じている。

　5日に行われたプレミアリーグ第15節で降格圏のボーンマスに敗れたチェルシーは、リーグで14位と低迷している。9日に控えたチャンピオンズリーグ(CL)・グループG最終節ポルト戦では、引き分け以上の結果を得ることを必須としている。

　CLのグループGはポルト(勝ち点10)、チェルシー(勝ち点10)が同じポイントで並び、3位にディナモ・キエフ(勝ち点8)、最下位にマッカビ・テルアビブ(勝ち点0)が位置している。チェルシーがポルトに敗れ、D・キエフがマッカビに勝利すれば、チェルシーのグループステージ敗退が決定する。

　モウリーニョ監督とともにポルトとチェルシーでプレーした経験のあるカルバリョは、スペイン『カデナ・セール』のインタビューで次のように話している。

「明日の試合でチェルシーとポルトのどちらを応援するかは難しいね。ポルトは僕を成長させてくれたクラブ。だけど、チェルシーは僕が最も長く在籍したクラブだ。チェルシーにはモウリーニョをはじめ、たくさんの友人がいる」

「有利なのはチェルシーだと思う。ホームでの試合だし、彼らは引き分けでいいからね。でも、こういった試合ではちょっとしたプレーで結果が決まってしまう。それに、ポルトは素晴らしい選手を揃えている」

　長いトンネルからなかなか脱け出せずにいるモウリーニョ監督については、続投すべきだとの見解を示した。

「モウリーニョは敗戦に慣れていない。だから、今は良い状態ではないだろうね。そうだとしても、僕は彼がチェルシーを復調させるのに適した監督だと思うよ」

「グループ突破を決められれば、チェルシーは今季のCLでも優勝候補に目されてもいい存在だ。プレミアでは不調だけど、CLでどんな相手も倒せるチームだよ」

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